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ナブコ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ナブコ

鉄道用,自動車用ブレーキの大手会社。 1925年に日本エアブレーキとして創業。 92年現社名となる。現在ではエアブレーキのほかに油圧バルブ,船舶用リモコン装置の制御システム,建物用自動ドア,立体駐車装置,流体制御装置等も製造,販売。神鋼系。立体駐車装置では業界トップ。売上構成比は,自動車 35%,車両 27%,建築 19%,機械9%,制御システム 10%。年間売上高 666億 6200万円 (連結。うち輸出 10%) ,資本金 86億 200万円。従業員数 1933名 (1999) 。

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百科事典マイペディアの解説

ナブコ

ブラジルの奴隷廃止運動指導者外交官。代々の上院議員名家に生まれる。大使館員としてワシントンロンドンに駐在,1878年帰国して下院議員に選出され,議会で即時無補償の奴隷解放を要求する運動を展開したが,再選されず,活動の場をロンドンに移して,奴隷制反対協会の支援を受けて国際的な場でブラジル奴隷制を弾劾した。1883年に出版された《奴隷制廃止論》は本国で大きな反響を呼び,1888年の〈黄金法〉と称されるブラジルの奴隷解放法公布に貢献した。1889年の帝政崩壊後は政界を引退,著述と外交官生活に専念した。

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世界大百科事典 第2版の解説

ナブコ【Joaquim Nabuco】

1849‐1910
ブラジルの外交官,奴隷解放運動の指導者。父も祖父も上院議員という北東部地方の名門の出。1865年から70年までサン・パウロと故郷レシフェ法学を修めた。76年大使館員としてワシントンに駐在し,78年ロンドンへ移ったが,同年帰国してペルナンブコ州代表の下院議員に選出された。議会において即時かつ無補償の奴隷解放を求めて活発な運動を展開したが,任期満了後に再選を果たせずロンドンへ出発した。同地の〈奴隷制反対協会〉の支持を得て,国際的な場でブラジルの奴隷制を告発した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナブコ
なぶこ
Joaquim Nabuco
(1849―1910)

ブラジルの外交官、奴隷解放運動家。同国北東部のレシフェで生まれ、リオ・デ・ジャネイロ、サン・パウロ、レシフェで法学を学んだ。1876年外交官となり、ワシントン、ロンドンで勤務したのち、78年帰国してペルナンブコ州代表の下院議員に選出された。議会では雄弁を振るい、無条件の奴隷制廃止、非カトリック教徒の国会議員選出、直接選挙制などを主張した。次の選挙で落選し、ロンドンに渡り奴隷制廃止協会に加入し『奴隷解放論』を執筆、出版した。84年帰国し、ふたたび下院議員に選出され奴隷制廃止のため尽力した。88年の黄金令によって奴隷制が廃止され、また翌年の共和革命で彼の支持した帝政が崩壊すると、政治から引退し著作に専念した。晩年には外交官として国境紛争の解決に貢献した。[山田睦男]

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