コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ヌルクセ Nurkse, Ragnar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヌルクセ
Nurkse, Ragnar

[生]1907.10.5.
[没]1959.5.6. ジュネーブ
エストニア生れのアメリカの経済学者。国際金融理論と開発経済学に大きな貢献をした。エストニアのタルトー大学を卒業し,1928年エディンバラ大学へ進み,32年ウィーン大学に入り経済学研究の基礎を固めた。 34年国際連盟経済金融局に勤め,いくつかの調査報告をまとめ,40年渡米。第2次世界大戦後はコロンビア大学の教授をつとめた。主著『国際資本移動論』 Internationale Kapitalbewegungen (1935) ,『国際通貨-20世紀の理論と現実』 International Currency Experience: Lessons of the Interwar Period (44) ,『後進諸国の資本形成』 Problems of Capital Formation in Underdeveloped Countries (53) ,『外国貿易と経済発展』 Patterns of Trade and Development (59) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

ヌルクセ

エストニア生れの米国の経済学者。1934年から第2次大戦直前まで国際連盟経済調査局に勤め,1947年コロンビア大教授。国際資本移動や国際通貨機構に関する国際金融の理論的・実証的研究を行った。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヌルクセ
ぬるくせ
Ragnar Nurkse
(1907―1959)

国際経済学者。エストニア生まれ。エジンバラ大学、ウィーン大学に学んだ。第二次世界大戦前は国際連盟に勤務し、戦後はアメリカに移ってコロンビア大学教授となり、ジュネーブ郊外で急死するまでその職にあった。彼は最初は主として国際資本移動や国際通貨の問題を研究し、その一つの成果が、国際資本移動の理論を簡潔にまとめた代表的著書として名高い第一の主著『国際資本移動論』Internationale Kapitalbewegungen(1935)として結実している。また第二の主著『国際通貨』International Currency Experience : Lessons of the Interwar Period(1944)は、両大戦間期の外国為替(かわせ)や国際金融の問題を、理論的、実証的に分析した優れた著作として高い評価を受けている。
 第二次世界大戦後は発展途上国の経済開発の問題にも関心を広げ、『低開発諸国の資本形成』Problems of Capital Formation in Underdeveloped Countries(1953)では、発展途上国の経済発展が困難な原因を、一次産品の輸出の伸びが低いことや貧困の悪循環に求め、それを克服して経済発展を推進するためには、各産業が需要に見合った均斉のとれた成長をすべきことを提唱した。[志田 明]
『増井光蔵・傍島省三訳『国際資本移動論』(1938・日本評論社) ▽村野孝・小島清訳『ヌルクセ国際通貨』(1953・東洋経済新報社) ▽土屋六郎訳『後進諸国の資本形成』(1955・巌松堂)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

367日誕生日大事典の解説

ヌルクセ

生年月日:1907年10月5日
アメリカの経済学者
1959年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

ヌルクセの関連キーワードポンド(イギリスの通貨単位)均衡成長・不均衡成長金為替本位制度金不胎化政策貧困の悪循環均衡成長理論生年月日擬装失業

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android