ノーザン・テリトリー(読み)ノーザンテリトリー

百科事典マイペディアの解説

ノーザン・テリトリー

オーストラリア中北部の連邦政府直轄領。北部はアラフラ海に面しサバンナ気候,南部の内陸は砂漠。人口の約4分の1は先住民アボリジニー。北部の牧畜が主要な経済活動で,牛は100万頭を超え,羊は1万頭に満たない。政府によって実験的に乾燥農法などが試みられている。ウラン,ボーキサイト,マンガンなどの鉱産がある。1970年代以降自治化が進み,現在は準州的地位にある。南部にエアーズ・ロックを含むウルル国立公園がある。主都ダーウィン。134万9129km2。21万1945人(2011)。
→関連項目アーネム・ランドアリス・スプリングズウルル-カタ・ジュタ国立公園カカドゥ国立公園

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ノーザン・テリトリー
のーざんてりとりー
Northern Territory

オーストラリア北部の連邦政府直轄地区。北部特別地区と表記されることもある。面積134万6200平方キロメートル、人口21万0664(2001)。人口の約4分の1が先住民。行政中心地はダーウィン。地形は全般的に平坦(へいたん)であるが、北部の低地から中部の台地へとしだいに高度を増し、南部にはマクドネル山脈などの山地が現れる。気候も北から南へ熱帯サバンナ気候、ステップ気候、砂漠気候に変わる。主産業は牧畜と鉱業。牧畜の中心は肉牛で、とくに第二次世界大戦後の道路整備と加工施設の建設により進展した。おもな鉱産物はボーキサイト(主産地ゴーブ)、マンガン(グルート・アイランド島)、銅(テナント・クリーク)など。レンジャーなどダーウィン東方のアリゲーター川地区にウラン鉱床(埋蔵量30万トン)がある。1825年ニュー・サウス・ウェールズに所属し、1863年サウス・オーストラリアに所属。1911年から連邦政府直轄地区。1978年から立法・行政権限の地元移管を含む改革により準州的地位を得ている。[谷内 達]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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