ノーフォーク(英語表記)Norfolk

翻訳|Norfolk

精選版 日本国語大辞典 「ノーフォーク」の意味・読み・例文・類語

ノーフォーク

(Norfork)
[一] アメリカ合衆国バージニア州都市。大西洋岸のチェサピーク湾湾口の南岸にある。軍港と、葉タバコ輸出港として知られる商港がある。
[二] イギリス、イングランド東部の州。北海に面する。州都ノーリッジ。農牧業が発達し、羊毛工業が行なわれる。

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デジタル大辞泉 「ノーフォーク」の意味・読み・例文・類語

ノーフォーク(Norfolk)

英国イングランド東部、北海に面する州。州都ノリッジ。農業が盛んで、輪栽式を取り入れたノーフォーク農法発祥地として知られる。
米国バージニア州南東部の港湾都市。チェサピーク湾口に面し、海軍の重要基地タバコ輸出発展人口、行政区23万(2008)。

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改訂新版 世界大百科事典 「ノーフォーク」の意味・わかりやすい解説

ノーフォーク
Norfolk

アメリカ合衆国バージニア州南東部の港湾工業都市。人口23万1954(2005)。1682年建設。18世紀前半期までには西インド諸島やイギリス向けの貿易港として栄え,1740年ごろ州最大の都市に成長。チェサピーク湾域の主要港となる。独立革命中,イギリス海軍の攻撃から防衛不可能と判断され,全市が焼き払われた。革命後再興される。1815年以降商業港としては一時後退するが,南北戦争後は石炭,タバコなどの主要輸出港となった。第1次世界大戦後,軍事施設が拡張され,第2次世界大戦時には合衆国海軍の最大の軍港であった。現在は大西洋岸最大の海軍基地。日本占領期の諸史料を所蔵する〈マッカーサー記念館〉の所在地でもある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノーフォーク」の意味・わかりやすい解説

ノーフォーク
Norfolk

アメリカ合衆国,バージニア州南東部,チェサピーク湾の出口に近い海港都市。同州最大の都市で,隣接するポーツマス,チェサピーク,ハンプトン,ニューポートニューズの諸港市とともに世界でも屈指の良港ハンプトンローズを囲み,連接して人口約 140万の大都市圏を形成している。町の起源は 1682年。タバコ,木材などの積出し,西インド諸島との貿易で繁栄したが,独立戦争で壊滅的な破壊を受け,黄熱病の流行 (1855) ,南北戦争 (61) などが続き,1870年の鉄道および港湾施設の完成まで復興は遅れた。その後ハンプトンローズは世界最大の石炭積出港となり,第1,2次世界大戦中は同盟国への物資や軍需品の積出しで拡張を続けた。現在おもな輸・移出貨物は石炭,タバコ,綿花,木材などで輸出のほうが輸入より多い。第2次世界大戦後の建築ブームで市街地は拡大し,造船,化学工業,繊維,自動車部品製造などの工業も盛ん。重要な軍港で,大西洋艦隊司令部がある。人口 24万2803(2010)。

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百科事典マイペディア 「ノーフォーク」の意味・わかりやすい解説

ノーフォーク

米国,バージニア州の港湾都市。チェサピーク湾口に臨む天然の良港で海軍基地がある。商港としては,石炭,タバコ,穀物の積出しが多く,造船,自動車,食品加工などの工業も盛ん。1862年建設,以後貿易で栄えた。24万2803人(2010)。

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