改訂新版 世界大百科事典 「ハンティンドン」の意味・わかりやすい解説
ハンティンドン
Huntingdon
イギリス,イングランド中東部,ケンブリッジシャー西部(旧,ハンティンドン・ピーターバラ州)にある農業都市で,1974年までは旧州の州都であった。地名は〈狩猟者の丘〉の意。人口14万9000(1993)。グレート・ウーズ川中流北岸に位置し,周辺農村地帯の中心としてビール醸造や農産物取引が盛んである。ローマ支配時代につくられたアーミン街道の渡し場にあたり,921年にエドワード1世が要塞を建設したがデーン人に破壊された。ピューリタン革命の指導者O.クロムウェルの生地で,ゆかりのグラマー・スクールがあり,また市内にはジョージアン様式の民家が多い。対岸のゴッドマンチェスターGodmanchesterとは双子都市をなす。
執筆者:長谷川 孝治
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