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バイオインフォマティクス ばいおいんふぉまてぃくす bioinformatics

翻訳|bioinformatics

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知恵蔵2015の解説

バイオインフォマティクス

生物情報科学ともいう。情報科学と生命科学の融合領域で、生物に関係する膨大なデータコンピューターで解析する研究分野。ヒトゲノム解読を中心とするゲノム計画の進展と共に、1990年代に発展してきた。今後のバイオインフォマティクスの目標は、たんぱく質アミノ酸配列立体構造などの種々の知識とも合わせて、決定された全塩基配列の情報から、遺伝子として機能する部分の予測と決定、個々の遺伝子の機能や遺伝子群の機能のネットワークの解析、細胞分化代謝経路の解明、さらには病因遺伝子の探索、新規治療薬の開発等を行うこと、など。

(川口啓明 科学ジャーナリスト / 菊地昌子 科学ジャーナリスト / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

バイオインフォマティクス(bioinformatics)

コンピューターによる情報科学の手法を、広く生命現象の解明に応用する学問分野。ゲノム解析、たんぱく質の構造決定、創薬をはじめ、現代の医学・生物学の中で非常に重要な役割を担っている。生命情報科学生命情報工学

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大辞林 第三版の解説

バイオインフォマティクス【bioinformatics】

生命科学の研究において、とりわけ情報処理技術を応用する研究分野。ヒト-ゲノムの解析など。生物情報学。生命情報工学。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バイオインフォマティクス
ばいおいんふぉまてぃくす
bioinformatics

生命情報科学とも称する科学領域で、情報学や応用数学コンピュータ科学などを応用して、生物学に取り組む学問領域であり、いまやバイオテクノロジーのなかで重要な位置を占めている領域。日本の科学技術政策の策定に大きな影響力をもつ科学技術会議の専門委員会は、バイオインフォマティクスを技術立国・日本の基盤技術の一つと位置づけており、次のように解説している。「ライフサイエンスと情報科学とが融合する領域の研究。ゲノム情報だけでなく、遺伝子からタンパクの構造や機能までを含めた生物情報を広く活用することを目的とした生物データ全体を取り扱う総合的な科学」。ヒトゲノムをはじめとした各種生物のゲノム解析によって膨大な遺伝子データが得られるようになった。こうした成果を新薬の開発などのライフサイエンス分野、とくに産業領域に活用していくには、従来のライフサイエンス研究領域だけでなく、コンピュータを活用した情報処理分野の参加が必要であるという認識のもとに育まれた領域である。実際に、コンピュータ上で生命現象を解析するためにゲノムやシステムバイオロジーから送り出される大量データ情報の処理や加工、検索がすでに行われている。また、それらに関連した多様なデータベースや遺伝子解析ソフトなどのビジネスが構築されている。さらに、DNAチップや抗体チップなどの各種のアレイ技術や、ゲノム薬理学(薬の作用や効果を示す薬物応答と、DNARNAなどのゲノム情報とを関連づけて解析。新薬の開発やテーラーメイド医療の研究に重要)、プロテオーム(生物の細胞や組織などに存在するタンパク質全体をさす)などとも称されるタンパク質関連の研究拡大によって、バイオインフォマティクスの応用は、生物学分野に広く拡大しつつある。[飯野和美]
『マルコム・A・キャンベル他著、松尾洋監訳『ゲノミクス・プロテオミクス・バイオインフォマティクス入門』(2004・オーム社) ▽デービッド・W・マウント著、岡崎康司・坊農秀雅監訳『バイオインフォマティクス――ゲノム配列から機能解析へ』(2005・メディカル・サイエンス・インターナショナル) ▽日本バイオインフォマティクス学会編『バイオインフォマティクス事典』(2006・共立出版) ▽藤博幸編『はじめてのバイオインフォマティクス』(2006・講談社) ▽舘野義男著『バイオインフォマティクス――生命情報学を考える』(2008・裳華房)』

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