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バカガイ バカガイMactra chinensis; Chinese trough clam; Chinese surf clam

4件 の用語解説(バカガイの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バカガイ
バカガイ
Mactra chinensis; Chinese trough clam; Chinese surf clam

軟体動物門二枚貝綱バカガイ科。俗にアオヤギともいう。殻長 8.5cm,殻高 6.5cm,殻幅 4.0cmに達する。殻は丸みのある三角形で,やや薄くもろい。殻表は成長脈が肋状に明らかであるが,幼貝では平滑で光沢があり,白色地に青褐色の斑がある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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百科事典マイペディアの解説

バカガイ

ミナトガイとも。バカガイ科の二枚貝。高さ6.5cm,長さ8.5cm,幅4cm。殻はハマグリに似るが,薄手で黄褐色の殻皮でおおわれる。成長脈は殻頂の前後で明らか。
→関連項目アオヤギ(青柳)

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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栄養・生化学辞典の解説

バカガイ

 [Mactra chinensis].ハマグリ目バカガイ属の二枚貝.広く日本沿岸でとれ,食用にする.俗にアオヤギといわれるのはこの貝.貝柱は小柱といい,これも食用にする.

出典|朝倉書店
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バカガイ
ばかがい / 馬鹿貝
Chinese surf clam
[学]Mactra chinensis

軟体動物門二枚貝綱バカガイ科の二枚貝。古名をミナトガイという。また従来、学名はM. sulcatariaが用いられていた。日本全国のみならず樺太(からふと)(サハリン)、中国沿岸まで分布し、内湾の潮間帯から水深20メートルぐらいの細砂泥底に多い。概形はハマグリ形で、殻長85ミリメートル、殻高65ミリメートル、殻幅40ミリメートルに達し、殻はハマグリよりも薄く、殻表は光沢のある黄色の殻皮に覆われていて、成長肋(ろく)は粗い。殻の頂部から褐色の放射帯があるが、成長すると薄れる。殻の内面は白色で、殻頂に向かってやや青みがかっている。蝶番(ちょうつがい)の歯の間には内靭帯(じんたい)があって両殻をつなぐ。軟体部は黄橙(こうとう)色で、足は細く長く、刺激を受けると水管から水を吹き出しながら足で跳躍する。産卵期は4~6月で、ときには大発生し、1平方メートルに最高1790個という資料がある。卵径はおよそ55マイクロメートル、D型幼生は殻長80マイクロメートル、殻高66マイクロメートルで、殻長0.16ミリメートルぐらいになると底生生活に入る。本種は桁網(けたあみ)などで採取され、食用とされる。主として生食され、俗にアオヤギとよばれるのは、かつてその有名な出荷地であり産地名の代表にされていた上総(かずさ)国青柳村(千葉県市原市)に由来している。また、閉殻筋(貝柱)を、商品としては小柱(こばしら)とかあられという。[奥谷喬司]

食品

バカガイは貝柱とむき身に分けて売られている。バカガイの貝柱は小柱(こばしら)といい、柔らかくて味は淡泊である。二つある貝柱は左右で大きさが異なる。大きいほうを大星(おおぼし)、小さいほうを小星(こぼし)という。これらは区別して売られている。酢の物、吸い物種(だね)、すし種、てんぷらなどに用いられる。むき身は赤みがかった色で細長く、味にややくせがある。すし種、酢の物、鍋物(なべもの)などに用いられる。[河野友美]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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