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バソプレッシン バソプレッシンvasopressin

翻訳|vasopressin

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バソプレッシン
バソプレッシン
vasopressin

抗利尿ホルモン (ADH) とも呼ばれる。9個のアミノ酸から成るペプチドホルモンで,下垂体後葉から分泌される。末梢血管を収縮させ,血圧を高めるほか,腎臓における水分の再吸収を促進する。これが欠乏すると尿崩症が起る。

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百科事典マイペディアの解説

バソプレッシン

脳下垂体後葉ホルモンの一種。8個のアミノ酸からなるペプチド毛細血管を収縮させて血圧上昇作用を示し,また腎臓の腎小管に働いて水分の再吸収を促進させる。このため抗利尿ホルモンとも呼ばれる。
→関連項目スマートドラッグ

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栄養・生化学辞典の解説

バソプレッシン

 視床下部の神経核の神経細胞で作られ,下垂体後葉から分泌されるホルモンで,抗利尿活性をもつ.血管収縮作用もある.アルギニンバソプレッシン(AVP)と,リシンバソプレッシン(LVP)がある.AVPは,C46H65N15O12S2 (mw1084.30).

(#はアミド).LVPはAVPのアルギニンがリシンになったもので,C46H65N13O12S2 (mw1056.28).ヒトを含めて多くの哺乳動物のバソプレッシンはAVP.

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大辞林 第三版の解説

バソプレッシン【vasopressin】

抗利尿こうりにようホルモン

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バソプレッシン
ばそぷれっしん
vasopressin

オキシトシン(ピトシン)とともに下垂体後葉から分泌されるホルモンで、ピトレッシンpitressinともいう。視床下部の分泌神経ニューロンで生合成され、下垂体にその前駆体であるノイロフィジンとして蓄えられる。抗利尿作用および血圧上昇作用をもち、抗利尿ホルモン(ADH:anti-diuretic hormon)ともよばれる。1と6のアミノ酸残基との間にジスルフィド結合を伴う環状構造をもつ。ブタでは8のアルギニンがリジンである。主として腎臓(じんぞう)の遠位尿細管での水の再吸収を促進し、尿を濃縮させる作用をもつペプチドホルモンである。尿崩症患者では、バソプレッシンが欠乏しているために大量の尿(1日5リットル以上)を排出し、体液が大量に失われて絶えずのどが乾く。欠失したこのホルモンの合成類似体である1-デスアミノ-8-アルギニンバソプレッシンの与薬によって、この欠損症を治療できる。この合成ペプチドは体内での分解速度がバソプレッシンよりはるかに遅いうえに血圧を上昇させることもない。精神的あるいは肉体的ストレス、電気刺激、アセチルコリン、ニコチン、モルヒネなどはバソプレッシンの分泌を増加させ、尿は濃縮されて量が減少する。[有馬暉勝・有馬太郎・竹内多美代]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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