出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
アメリカ合衆国の作曲家。初め数学者を目ざしペンシルベニア大学に学ぶが,途中ニューヨーク大学に移り音楽を学ぶ。R.セッションズらに師事し,シェーンベルクの十二音音楽の影響を強く受ける。第2次世界大戦中より進められた十二音音楽の体系化の試みは,戦後集合論的な考え方に基づいた彼独自の〈全面的セリー〉の方法による《四つの楽器のためのコンポジション》(1948)等として結実した。1950年代中ごろよりシンセサイザーのための作品を作る一方,抒情的な作品,ジャズ的要素を用いた作品もある。なお,早くから評論活動を行っており,《新音楽展望》誌の編集にかかわっている。理論的著作も多い。
執筆者:庄野 進
アメリカの批評家。ハーバード大学のロマンス語,フランス文学の教授として,1920年代の倫理的批評〈ニュー・ヒューマニズム〉の指導的位置にあり,T.S.エリオットの一面の師でもある。主著《ルソーとロマンティシズム》(1919)で,ルソー的な近代ロマン主義を,放恣で反逆的な主情主義として徹底的に攻撃し,古典主義の均整を基準とする批評,人間の内的抑制,訓練を重んじた。
執筆者:桂田 重利
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…そしてベストセラー作家というレッテルが彼に劣等感を与えた。《本町通り》では理想家肌の若妻により中西部田舎町の因襲が批判され,《バビット》(1922)では,中西部の商業都市ジーニスに住む俗物実業家が因襲にささやかな反抗を試みるが,結局服従する姿を戯画として描いた。研究所の資本主義体制と闘う良心的で研究熱心な科学者を描いた《アロースミス》(1925)は,ある科学者との共同調査に基づいた作品で,少なくとも主人公は戯画の対象にされていない。…
…【家田 修】。。…
※「バビット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新