バリサン山脈(読み)バリサンサンミャク

デジタル大辞泉 「バリサン山脈」の意味・読み・例文・類語

バリサン‐さんみゃく【バリサン山脈】

Pegunungan Barisanインドネシアスマトラ島西岸を走る脊梁せきりょう山脈北西から南東まで約1700キロメートルを貫き、最高峰クリンチ山をはじめ、12の活火山が並ぶ。カルデラ湖トバ湖など、火山性地形が多い。またパダン高原バタク高原は温和な気候に恵まれ、古くから人口が集中した。バリサーン山脈

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改訂新版 世界大百科事典 「バリサン山脈」の意味・わかりやすい解説

バリサン[山脈]
Pegunungan Barisan

インドネシア,スマトラ島西岸を北西から南東に貫く脊梁山脈。延長1600km。火山活動を伴い,スマトラ島最高峰のクリンチ山(3805m)をはじめ,多数の活火山がそびえる。山間には多くの高原や湖が分布し,これら高原は熱帯でのすぐれた居住環境をなすため,古くからスマトラの人口集中地となった。近年中部のバタク高原,パダン高原などは休養地,観光地としても発展している。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バリサン山脈」の意味・わかりやすい解説

バリサン山脈
ばりさんさんみゃく
Pegunungan Barisan

インドネシア西部、スマトラ島の西岸沿いを走る大山脈。全長1600キロメートル。最高峰はクリンチ火山(3805メートル)で山脈のほぼ中央部にそびえる。12の活火山を含むおよそ90の火山錐(すい)が連なり、その間にトバ湖をはじめ数多くの湖が散在する。また、ガヨ、バタク、パダンなどの高原は温和な気候に恵まれ、スマトラ島でもっとも人口稠密(ちゅうみつ)な地域である。山脈の東麓(とうろく)は緩く傾斜しており、数条の大河川が流れ広大な平野を展開している。

[上野福男]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バリサン山脈」の意味・わかりやすい解説

バリサン山脈
バリサンさんみゃく
Pegunungan Barisan

インドネシア,スマトラ島のインド洋岸に連なる山脈。アルプスヒマラヤ造山帯の一部で,島の北西端から南東沖のクラカタウ火山まで,1600km以上にわたる。最高峰クリンチ山 (3805m) をはじめ 90の火山があり,うち 12は活火山。並行して走るいくつかの山脈から成り,間には広い谷や高原,湖がある。

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