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パーム油 パームユ

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

パーム油

アブラヤシの実から採れる油で、食品やせっけんなど日用品に使われている。精製後はにおいがなく扱いやすく、大豆油菜種油よりも安い。世界の年間生産量は約6千万トンを超える。

(2017-02-21 朝日新聞 朝刊 2経済)

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栄養・生化学辞典の解説

パーム油

 ヤシ目ヤシ科のアブラヤシElaeis guineensis]の果肉から採油した固体の脂肪.

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世界大百科事典 第2版の解説

パームゆ【パーム油 palm oil】

アブラヤシの果実の果肉(含油率51~67%)から圧搾法によって採取する油脂。植物脂肪に属し,常温で固状でパームバターということもあるが,原産地では液状であるのでパーム油と呼ばれる。カロチンを含み橙黄色に着色し,特徴ある芳香をもつ。アブラヤシの果実の種子(核)から取る油のパーム核油とは性質が異なっている。主産地はマレーシア,インドネシア,西部アフリカ。1970年代から大増産が行われた。融点27~50℃(主として35~40℃),比重d15=0.921~0.948,屈折率nD40=1.4531~1.4590,ケン化価196~210,ヨウ素価43~60,脂肪酸組成はパルミチン酸45~47%,オレイン酸38~42%,リノール酸7~10%,ステアリン酸4~5%,ミリスチン酸1%。

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大辞林 第三版の解説

パームゆ【パーム油】

アブラヤシの果肉から得る橙黄色の芳香と甘味をもつ油脂。マーガリン・食用油とするほか、石鹼せつけん・さび止め油などの原料とする。種子(核)から得る油脂(パーム核油)の用途もほぼ同じ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パーム油
ぱーむゆ
palm oil

シュロ科のオイルパームの実の果肉から得られる脂肪。圧搾法により採油される。パームの主要生産国はマレーシアである。融点は27~50℃。ヨウ素価45~60。主要成分脂肪酸はパルミチン酸、オレイン酸で、固体脂肪酸40~50%、液体脂肪酸50~60%を含む。パーム油の成分脂肪酸は、パーム核油、やし油のそれと異なっている。マーガリン、ショートニング、食用脂、せっけんなどに用いられる。[福住一雄]

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世界大百科事典内のパーム油の言及

【アブラヤシ(油椰子)】より

…果肉と種子に多量の油が含まれる。果肉から採った油をパーム油と呼びマーガリン,セッケンの原料とするほか切削油,さび止め油などにも使われる。種子から採った油はカーネル油(パーム核油palm kernel oil)と呼び,パーム油とは成分や物理特性が異なる。…

【食用油】より

…これらは水素添加を行って,マーガリンショートニングとして用いられる。植物脂にはヤシ油パーム油,カカオ脂などがあり,マーガリン,チョコレートの原料とされる。動物脂で食用とされるおもなものは牛脂(ヘット),豚脂(ラード)などである。…

【油料作物】より

オリーブ油はスペイン,イタリア,ギリシアの南欧各国が生産の大部分を占め,乾燥油として用いられる。亜麻仁油はアルゼンチン,カナダ,インド,ヒマワリ油は旧ソ連,アメリカ,アルゼンチン,パーム油はマレーシア,ナイジェリア,インドネシアが主要生産国である。【岡部 守】。…

※「パーム油」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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