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ヒジャーズ Ḥijāz

百科事典マイペディアの解説

ヒジャーズ

サウジアラビア西部,北西はアカバ湾,西は紅海に面する地方で,約40万km2,人口200万人と推定される。アラビア台地(地域内最高点2761m)と南西部のティハーマ海岸平野からなる。
→関連項目アラビア半島サウジアラビアフサイン

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世界大百科事典 第2版の解説

ヒジャーズ【al‐Ḥijāz】

サウジアラビアの北西部に位置する地域で,メッカメディナの二大聖地,外交・港湾都市ジェッダ,〈夏の首都〉ともなるターイフなど重要な地域を含む。北はヨルダン,南はアシール州との間に境界をもつが,西のナジュド地域との区分は明確でない。ジェッダ北方のヤンボー港は,メディナへの巡礼客の出入口として栄えた。ヒジャーズ北方は,アラビア半島南部とアフリカ,インド方面と地中海方面の中間に位置するため,古来,中継貿易が行われ,この地を介してユダヤ教,キリスト教が伝えられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒジャーズ
ひじゃーず
ijz

サウジアラビア西部の地方名。アカバ湾とアシール地方の間の細長い海岸地域をさす。ヒジャーズとはアラビア語で「障壁」の意。紅海に面したティハーマとよばれる平野部と、それに並行するヒジャーズ山脈からなる。ヒジャーズ山脈は、南部のアシール地方の山々に連なり、イエメン共和国まで1800キロメートルにわたって延び、海からの湿った風を遮る自然の障壁となっている。ヒジャーズ地方にはイスラム教の聖都メッカ、メディナと、それぞれの外港であるジッダヤンブーがある。これらの都市が位置する海岸平野部の気候は乾燥酷熱で、年降水量は100ミリメートル前後であり、夏と冬の温度差が小さい。それに対しヒジャーズ山脈では気候がやや温暖で、オアシス農業が行われている。とくにヒジャーズ山脈南東部のターイフでは、夏でも気温が40℃を超えることがなく、サウジアラビアの避暑地となっている。[片倉もとこ]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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