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ヒヤシンス hyacinth

翻訳|hyacinth

デジタル大辞泉の解説

ヒヤシンス(hyacinth)

《「ヒアシンス」とも》ユリ科の多年草。鱗茎(りんけい)は卵形で外側は黒褐色。葉は広線形でやや多肉質。春、高さ約30センチの花茎を伸ばし、青紫・紅・白・紫色などの漏斗状の6弁花を多数総状につける。地中海沿岸地方の原産。名はギリシャ神話の少年ヒュアキントスから。にしきゆり。風信子(ふうしんし)。 春》

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色名がわかる辞典の解説

ヒヤシンス【hyacinth】

色名の一つ。ヒアシンスとも表記する。JISの色彩規格では「くすんだみの」としている。一般に、ヒヤシンスの花のような淡い紫がかった青をさす。ヒヤシンスはユリ科の球根草。日本では4月ごろから黄色桃色、青など、多数の小花を咲かせる、色名はそのうち青に注目したもの。ヒヤシンスという花の名はギリシア神話に登場する美少年の名「ヒアキントス」に由来するとされる。

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大辞林 第三版の解説

ヒヤシンス【hyacinth】

ユリ科の多年草。小アジア原産の球根植物で観賞用に栽培。葉は根生し、広線形で多肉質。春、花茎を直立し、紫・青・白・黄・紅色などの花を総状につける。花は上半が六裂してそり返る。品種が多い。風信子。錦百合にしきゆり[季] 春。 → ヒュアキントス

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒヤシンス

ヒアシンス」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒヤシンス
ひやしんす
hyacinth
[学]Hyacinthus orientalis L.

ユリ科の耐寒性秋植え球根草。ヒアシンスともいう。ヒヤシンス属約30種中の1種で、園芸上のヒヤシンスは本種をさす。ギリシアからシリアにかけての原産で、オランダで盛んに品種改良が行われ、多数の園芸品種が育成された。鱗茎(りんけい)は卵円形で長さ約5センチメートル。葉は根際(ねぎわ)から出て数枚束生し、広線形で長さ15~25センチメートル、やや多肉質で内面がへこむ。春、葉の間から太い花茎を直立し、径3~4センチメートル、漏斗(ろうと)状の6弁花を多数穂状につける。花弁の先端は反り返る。一重咲きと八重咲きがあり、花色は白、黄、桃、紅、青、紫と豊富で、芳香を放つ。花期は3月下旬から4月。今日よく栽培される品種は、カーネギー(白色花)、シティ・オブ・ハーレム(黄色花)、キング・オブ・ザ・ブルー(青色花)、アメシスト(紫色花)、アン・マリー(桃色花)などが代表的である。[植村猶行]

栽培

植え付け適期は10月。日当りと水はけのよい砂質壌土が最適で、基肥として1平方メートル当り100グラムの化成肥料を施すとよい。花壇植えでは深さ15センチメートル、株間15~20センチメートル植えとする。発芽後は2、3回、灌水(かんすい)がわりに液肥を与える。花期後は花殻を摘み取り、球根の充実を図る。鉢植えは4号鉢では1球、7号鉢では3球植えとし、球根がすこし出る程度に浅く植える。鉢植えの場合は乾燥に弱いため、灌水を十分にする。月2回程度、灌水がわりに液肥を与えると成長を促し、1月下旬以降、室内の日当りに置くと戸外より早く開花する。水栽培もよく行われるが、特大の球根を選び、11月ころ植え込み、冷暗所で発根させてから明るい所に出し、翌年1月ころ日当りのよい所に移すと、戸外より早く開花する。[植村猶行]

文化史

ギリシア神話で、スパルタ王アミクラスの子ヒアキントスが太陽神アポロンの投げた円盤に当たって死に、その場所からヒヤシンスが生えたとされる。このヒヤシンスは現在のヒヤシンスではなく、アイリスかヒエンソウあるいはマルタゴンユリといわれる。野生のヒヤシンスの1種をディオスコリデスは『薬物誌』のなかで、球根を食べると胃腸によいと述べている。ヒヤシンスの栽培はイランやトルコで始められ、中世にはチューリップと並び、もっとも愛された花であった。ヨーロッパには16世紀、神聖ローマ帝国の和平の使者としてオスマン帝国の首都イスタンブールを訪れたド・ブスベックがそのすばらしさを伝え、1585年までにウィーンに導入された。18世紀にオランダで著しく改良され、2000もの品種を生み、大流行した。[湯浅浩史]

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世界大百科事典内のヒヤシンスの言及

【ヒアシンス】より

…ユリ科ヒアシンス属の秋植球根(鱗茎)植物(イラスト)。ヒヤシンスともいう。彩りもあでやかに,甘くただようヒアシンスの香りは春の象徴である。…

※「ヒヤシンス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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