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ファランドール ファランドールfarandole

翻訳|farandole

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ファランドール
farandole

フランスのプロバンス地方やスペインカタルニャ地方に伝わる民俗舞踊。手をつないで,あるいはハンカチリボンを持って輪をつくり,リーダーに従って踊る。音楽は8分の6拍子で,郷土楽器のガルーベ (3孔の笛) を片手で奏し,もう一方の手でタンブランを奏してリズムをとる。舞踊隊形がカタツムリに似ているところから,フランスではエスカルゴともいう。 G.ビゼーオペラアルルの女』にみられるほか,P.チャイコフスキー作曲によるバレエ眠れる森の美女』の狩猟場面にも使われている。

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デジタル大辞泉の解説

ファランドール(〈フランス〉farandole)

南フランスのプロバンス地方に伝わる民俗舞踊。音楽は中庸の速さの8分の6拍子で、笛と太鼓で奏される。

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百科事典マイペディアの解説

ファランドール

フランスのプロバンス地方の民俗舞踊。男女が手をつなぎあって踊る8分の6拍子の曲で,笛(ガルベ)やタンブランで伴奏する。ドーデの戯曲《アルルの女》の付随音楽ビゼーがこの舞曲のリズムを用い(第2組曲終曲),広く知られるようになった。

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大辞林 第三版の解説

ファランドール【farandole】

南フランスのプロバンス地方起源の古い民族舞踊およびその舞曲。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ファランドール
ふぁらんどーる
farandoleフランス語

ギリシア起源ともいわれる南フランス、とくにプロバンス地方の踊り。手を(ときにはハンカチで)つないだ男女が列になって曲がりくねりながら進んだり、一組のカップルが手をあげてつくるアーチをくぐり抜けたりする。音楽は中庸の速さの6/8拍子で、笛ガルベと太鼓タンブランによって奏される。19世紀以降には、ビゼーの『アルルの女』のなかの有名な曲のように、2/4や4/4拍子で書かれたものもみられる。[関根敏子]

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世界大百科事典内のファランドールの言及

【フランス音楽】より

…〈踊り歌〉あるいは舞曲の中で特筆されるのは中央部に残っているブーレbourré(ベリー地方のものは2拍子,オーベルニュのものは速い3拍子など変化がある)や左右にステップを踏みながら左回りに輪になって踊るブランルbranleなど,古典組曲の中できく舞曲が,民俗的な姿で残っていることであろう。各地に残る郷土舞踊として,手をつなぎあった男女がガルーベgaloubet(小さな縦笛)とタンブラン(長太鼓)の音楽に合わせて踊る南部プロバンス地方のファランドールfarandole,プロバンス語でfarandouloなどは名高い。〈物語歌〉もフランス民謡の一つの特色をなし,たとえばトルバドゥール,トルベールの伝統を汲むもの,女たちが糸車を繰りながら歌った〈紡ぎ歌chansons à toile〉のなごり,伝説的あるいは小説的なテーマを扱った悲劇的な内容の〈哀歌complante〉の伝承などが認められる。…

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