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フィロン[アレクサンドリア] Philōn of Alexandria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フィロン[アレクサンドリア]
Philōn of Alexandria

[生]前15頃.アレクサンドリア
[没]後45頃.アレクサンドリア
ユダヤ哲学者。ユダヤのフィロン Philon Judaeusともいう。ヘレニズム時代のユダヤ哲学の代表的存在。最初の神学者と称される。富裕の名門に生まれ,カリグラ帝の頃のローマを訪れ,ユダヤ人の皇帝礼拝義務免除請願のため帝に謁見したほかは,生地で過ごした。彼の方法はいわゆる折衷主義的で,プラトンやストア派などのギリシア哲学の教養を基礎として旧約聖書の寓意的解釈を行なうものであり,ユダヤ神学とキリスト教,宗教と哲学,信仰と理性の一つの典型的な結合が彼によって果たされ,のちの新プラトン主義への道を開いた。主著『問題と解決』 Zētēmata kai luseis,『神聖なる律法の寓意的解釈』 Nomōn hierōn allēgoriai。

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