フェルマータ(英語表記)fermata

翻訳|fermata

デジタル大辞泉の解説

フェルマータ(〈イタリア〉fermata)

楽譜で、音符または休符につけるの記号。適当な長さに延ばして演奏する。延長記号。

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世界大百科事典 第2版の解説

フェルマータ【fermata[イタリア]】

〈休止〉〈停止〉を原義とする西洋音楽の用語。で表される。イタリア語では記号の形状からコロナcoronaともいう。大別して(1)正規の拍節が停止されて音符や休符が延長されること(延長記号),(2)曲の区切りや終止,の二つの意味がある。(1)の意味では,音符や休符の上に置かれてその音価を任意に長くする。しかし,とくに長い休符に付される場合には,必ずしも延長を意味せず,適当な長さの休みを漠然と要求している。

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大辞林 第三版の解説

フェルマータ【fermata】

楽曲の途中で拍子の運動を停止する記号。?で示し、通常この記号の付された音符や休止符を長く持続する。延長記号。延音記号。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フェルマータ
ふぇるまーた
fermata イタリア語 英語
Fermateドイツ語

西洋音楽の五線記譜法で用いられる演奏記号で、のこと。フェルマータは、イタリア語で「停止させる」を意味するフェルマーレfermareに語源をもち、元来は複縦線の上に置かれて楽曲の終わりを示す終止記号であったが、しだいにその用法が拡大していった。単縦線の上に置かれれば、続く小節との間に短い休止を挟むように演奏することを指示し、コラールでは音符の上につけられて歌詞の段落を示した。ウィーン古典派以降の音楽では、音符または休符の上につけられて、その音符や休符を本来の時価以上に延ばして演奏するように指示する記号となった。ただし、その延ばす度合いは数値的に定まっていない。[黒坂俊昭]

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精選版 日本国語大辞典の解説

フェルマータ

〘名〙 (fermata) 楽曲に表情をつけるため、音符や休符の上または下に付けるの記号。その部分だけ音や休止を奏者の任意の長さに演奏する。

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