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フリーゲージトレイン ふりーげーじとれいん free gauge train

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知恵蔵2015の解説

フリーゲージトレイン

新幹線と在来線など幅の違う線路の走行ができる電車。国内の鉄道のレール幅には、主に狭軌(在来線1067mm)と標準軌(新幹線などの1435mm)の2種類がある。実用化されれば、新幹線から在来線への直接乗り入れが可能になる。秋田や山形新幹線のようにレール幅を広げる工事をしなくても、新幹線の乗り入れが可能になる。軌道の幅が変わる部分に設けた軌間変換区間を通過すると車輪を固定しているロックが外れ、案内(ガイド)レールに沿って車輪が左右に移動、接続先の車輪幅になると再びロックされる。旧・日本鉄道建設公団が開発計画を策定、鉄道総合技術研究所技術開発をしている。米コロラド州で高速運転と長距離の耐久試験などを終え、新幹線と在来線を使用して実用化に向けた試験を行っている。

(平栗大地 朝日新聞記者 / 松村北斗 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

フリーゲージトレイン

レール幅(ゲージ)が異なる新幹線と在来線を走行できるように、車輪の幅を変えられるようにした列車。新幹線のゲージは1435ミリ、在来線は1067ミリ。秋田新幹線などのようにゲージを変える工事が不要なのが利点。北陸新幹線などで導入が検討されているが、鉄道・運輸機構が2014年、試験車で耐久試験をした際、車輪近くの部品にひびが生じて開発が遅れている。1992年に鳥取、島根、岡山3県の県議がつくった協議会が伯備線への導入を求めてきたが、鳥取県東部の県議からは智頭急行・因美線に、との声が上がっていた。

(2016-06-03 朝日新聞 朝刊 鳥取全県・1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フリーゲージトレイン
ふりーげーじとれいん

軌間可変電車。レールの幅にあわせて自動的に車輪間隔を変える電車である。フリーゲージトレインfree gauge train和製英語で、その頭文字をとり、FGTともいう。JRの新幹線区間と在来線区間を直通運転することを目的に、鉄道総合技術研究所が1994年(平成6)に開発に着手し、1998年10月に試験車両を完成させた。新幹線の1435ミリメートルの標準軌区間と在来線の1067ミリメートルの狭軌区間を軌間変換軌道という特殊な軌道で結び、電車はこの上を通過するだけで自動的に車輪間隔を変える。試験電車の最高速度は新幹線区間が時速300キロメートル、在来線区間が130キロメートル。1999年1月に山陰線の米子~安来間の狭軌で時速100キロメートルの走行試験を行い、同年4月からアメリカ・コロラド州プエブロ市にある実験線で標準軌での高速試験に入った。実用化されれば、在来線しか通っていない地方都市への所要時間が大幅に短縮されるほか、整備新幹線への導入も見込まれる。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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