各人の1日の労働時間は一定(たとえば拘束8時間)とするが、出・退勤時間は、各自の職務内容と身辺の都合を自己調整して自由裁量にゆだねる制度。自由勤務時間制ということもある。ただし、協業の効果を考えて、ある時間帯(たとえば午前11時から午後3時)は全員就業していなければならない。この時間帯をコア・タイムcore timeという。以上のようないわば標準型のほか、コア・タイムはあるが1日の労働時間は一定としない方式、コア・タイムも1日の所定労働時間の定めもない方式もある。これらはコンプト・タイムcompt timeともよばれ、労働時間の不足もしくは超過を他の日で調整できる特色をもっている。フレックス・タイムは、時間的拘束と業績との間の相関が低い職務(たとえばセールス)で有効である。生産ラインのような相互の協力関係が不可欠な職務には、採用不能である。
[森本三男]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新