フーゴー

世界大百科事典 第2版「フーゴー」の解説

フーゴー【Gustav Hugo】

1764‐1844
ドイツの法学者。ゲッティンゲン大学で学び,講師を経て1792年に教授。第2次人文主義の旗手として〈歴史法学の先駆者〉となった。カント的自然法論の立場に立ちつつも,特定民族法規や制定法では自然法は直接的には顧慮されていないということから,デカルト以来の理性法論に見られる抽象化・一般化の主張を排し,個別的歴史主義的観察をなさねばならぬと主張した。《実定法の哲学としての自然法論》《民法教程》《新法律エンツィクロペディー》といった著作にそうした歩みが見られるが,しかし彼の構想は次の世代の〈歴史法学の完成者〉と呼ばれたサビニーによって質的には決定的に凌駕されてしまった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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