ブースター(booster)
1 後押しする人。後援者。特に、バスケットボールやアメリカンフットボールで、特定チームの熱狂的ファン。
2 電圧の昇圧器。また、無線機などの送受信用の増幅器。
3 主ロケット発射時に用いられる補助推進装置。
4 航空機の燃料系統に用いられる、液圧を高める装置。
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ブースター
一般に〈押しあげるもの〉の意。電気関係では電圧降下を補う昇圧用の発電機や変圧器をさす。またブースターロケットは,多段ロケットの第1段ロケットまたはこれに添えた補助ロケットをいい,航空機の離陸補助ロケットもその一種である。
→関連項目タイタン
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ブースター
免疫効果を上昇させるため,初回免疫のあとに何回か抗原を投与すること.
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ブースター【booster】
推力増強を目的として主エンジンと並列あるいは直列に取りつけられるロケットエンジン。ロケットでは,主として第1段初期の増速に用い,重力損失(重力に対しむだになされる仕事)を減らすことおよび無誘導ロケットの軌道分散(風などの不確定要因による軌道のばらつき)を減らすことを目的とする。したがって多くの場合推力の大きい固体ロケットエンジンが用いられる。 まれには多段ロケットの各段エンジンを第1段ブースター,第2段ブースターなどの名で呼ぶことがある。
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ブースター
ぶーすたー
booster
多段式ロケットの第一段、あるいは推力増強用補助ロケットのように、大推力を発して離陸上昇の役割を果たすロケットのこと。これを拡大解釈して、多段式ロケットの全段を一括して、人工衛星や宇宙船を打ち上げるブースターと称することもある。大推力がブースターの基本条件であるため、これに用いられるロケットは、現在のところ固体あるいは液体ロケットに限られ、非化学ロケットの実用例はない。
[黒田泰弘]
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ブースター
〘名〙 (booster)
① ロケットなどの発進に、適当な初速度を与える補助推進装置。
② 電圧の昇圧機。また、無線機などの送受信用の増幅器。
③ 液圧の加圧装置。高圧ポンプの前段の加圧ポンプなど。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報