プラカード事件(読み)プラカードじけん

百科事典マイペディアの解説

プラカード事件【プラカードじけん】

1946年食糧メーデーのデモ隊のプラカードの文句からひき起こされた事件。デモの途中,参加者代表徳田球一らは皇居に入って天皇に面会を求めたが,その参加者の一人はプラカードに,〈詔書 国体はゴジされたぞ 朕はタラフク食ってるぞ ナンジ人民飢えて死ね ギョメイギョジ〉と書いており,検事局は不敬罪で起訴。一審は11月2日不敬罪は効力を失ったとして名誉毀損(きそん)で有罪とした。翌日不敬罪についての大赦令が公布。1947年6月二審で免訴。

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デジタル大辞泉の解説

プラカード‐じけん【プラカード事件】

昭和21年(1946)の食糧メーデーの際に、皇居前広場に集まったデモ隊のひとりが天皇を批判したプラカードを掲げ、不敬罪で逮捕・起訴された事件。裁判では名誉棄損罪懲役刑が下されたが、日本国憲法の公布に伴う大赦で免訴となった。プラカードには「詔書 国体はゴジされたぞ 朕はタラフク食ってるぞ ナンジ人民飢えて死ね ギョメイギョジ」などと書かれていた。

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世界大百科事典内のプラカード事件の言及

【不敬罪】より

…取締りのための武器のほとんどを奪われていた政府当局は,これを利用して,当時の大衆運動の高揚,とくに天皇制批判の言論の盛上りを不敬罪によって取り締まろうと試みた。こうして起こったのがプラカード事件である。46年5月19日のいわゆる食糧メーデーにおいて,〈国体はゴジされたぞ 朕(ちん)はタラフク食ってるぞ ナンジ人民飢えて死ね ギョメイギョジ〉という天皇諷刺のプラカードが掲げられていたことをとらえ,当局はこのプラカードの作成者を不敬罪で起訴したのである。…

※「プラカード事件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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