ヘルメット(英語表記)helmet

翻訳|helmet

デジタル大辞泉 「ヘルメット」の意味・読み・例文・類語

ヘルメット(helmet)

頭部を危険から守るための、金属やプラスチック製などのかぶと形の帽子。
暑さを防ぐための布張りの帽子。トーピー。
[類語]鉄兜

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精選版 日本国語大辞典 「ヘルメット」の意味・読み・例文・類語

ヘルメット

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] helmet )
  2. 鉄やプラスチック製の、頭を衝撃などから保護するための鉄兜(てつかぶと)形をした帽子。
    1. [初出の実例]「雲突くばかりの大男で、ヘルメットに八字髭頗る儼(いかめ)しいが」(出典:大英游記(1908)〈杉村楚人冠〉本記)
  3. ヘルメットぼう(━帽)」の略。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「鐔濶(つばひろ)の兜帽(ヘルメット)を召したるまま」(出典:不言不語(1895)〈尾崎紅葉〉七)

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改訂新版 世界大百科事典 「ヘルメット」の意味・わかりやすい解説

ヘルメット
helmet

本来の意味は中世騎士が用いた兜(かぶと)で,頭部を防護する武具を指すが,現在では工事オートバイ等の運転,スポーツ等の際に頭部を防護するための安全帽をもいう。丈夫で軽い強化プラスチック製が多い。武具としてのヘルメット(兜)は鉄砲出現により一時戦場から消えたが,第1次大戦中に鋼鉄製のヘルメット(鉄帽)が砲弾破片や低速の弾丸に対して有効であることが認められ,フランス軍を先頭にイギリス軍,ドイツ軍などが競ってこれを採用,その後参戦したアメリカもイギリスから購入して装備した。アメリカ軍は1941年に樹脂製のライナーliner(中帽)とマンガン鋼製の鉄帽に分かれる独自のタイプのヘルメットを採用したが,他の各国は一体式の鉄帽を第2次大戦を通じて使用している。80年代になり合成繊維を使用した積層型や繊維強化型のヘルメットが実用化され,アメリカをはじめイスラエル,韓国等が逐次装備しているが,ロシア,ドイツ等は依然として鋼鉄製を使用している。アメリカ軍の新しいヘルメットは一体式で,重量は従来の鉄帽とほぼ同じ約1.5kgである。
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パラグライダー用語辞典 「ヘルメット」の解説

ヘルメット

オートバイ用の物との大きな違いは視界が広く保たれている事である。材質は安価なものがFRP、高価なものはカーボンなどが使われている。オープンタイプとフルフェイスタイプがあり、安全性では勿論フルフェイスタイプである。ただし、フルフェイスは視界が狭まり、外部からの音も聞き取りにくい事もあるため、初心者が使用する場合は、ヘルメットに内蔵スピーカーを入れるなどトランシーバーによる誘導が聞き取りやすくなるような工夫が必要かもしれない。

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百科事典マイペディア 「ヘルメット」の意味・わかりやすい解説

ヘルメット

本来は中世の騎士が用いた兜(かぶと)をさすが,現在では工事,オートバイなどの運転等に際して頭部を保護する強化プラスチック製の安全帽と,熱帯地方でかぶる防暑用の帽子をいう。防暑用ヘルメットはコルクを芯にした布張りで,軽く,クラウン(帽子の山の部分)に空間を残して風通しよく作られている。

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