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ベランジェ(英語表記)Béranger, Pierre Jean de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベランジェ
Béranger, Pierre Jean de

[生]1780.8.19. パリ
[没]1857.7.16. パリ
フランスのシャンソン作者。さまざまな職業を経て,シャンソン作者となり,大衆人気を獲得。陽気な人生の喜びとともに政治批判をも歌い,投獄されたこともある。主著『シャンソン集』 Chansons (5巻,1815~33) ,『自叙伝』 Ma Biographie (57) 。

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百科事典マイペディアの解説

ベランジェ

フランスの詩人。《歌謡集》(1812年―1830年)に収められた詩により,民衆に最も人気のあった風刺歌謡作家。陽気で愛国的なその詩は,王政復古時代の支配階級に対する痛烈な批判を含んでいた。広く大衆の人気を得,影響力をもったが,政治権力とはつねに距離をとろうとした。

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世界大百科事典 第2版の解説

ベランジェ【Pierre Jean de Béranger】

1780‐1857
フランスの風刺歌謡作者。パリに生まれ,フランス革命のさなかにほとんど孤児同然にして育ったが,王政復古期に,シャルル10世や教皇に対する痛烈な風刺歌(《イブトの王さまRoi d’Yvetot》《教皇の結婚Le mariage du pape》等)と,旧ナポレオン軍兵士を哀惜する歌を書くことによって,広く大衆の共感を得,一躍有名になった。1821年と28年刊行の2編の《歌謡集Chansons》が,いずれも公序良俗に反するものとして投獄され,罰金を課せられたが,そのことが彼をフランスで最も人気のある〈国民詩人〉の地位へと押し上げ,その歌集は10万部以上も売れた。

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大辞林 第三版の解説

ベランジェ【Pierre Jean de Béranger】

1780~1857) フランスのシャンソン作詞家。反権威の態度を貫き、「老兵士」「古い旗」「おばあさん」など大衆的なシャンソンを多く作った。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベランジェ
べらんじぇ
Pierre Jean de Branger
(1780―1857)

フランスの小唄(こうた)(シャンソン)作者。王政復古期に人気を博す。作品は、感傷的、享楽的なものから政治的、哲学的なものまで幅広く、自由を愛し権威を嫌う姿勢を貫いた。そのため親ナポレオン感情や自由思想を歌う作品が当局の忌諱(きき)に触れ、二度入獄のめにあった。七月革命後は自己の役割の終わったことを悟り、1833年の『小唄集』を最後に筆を絶った。[及川 茂]

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