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公序良俗 こうじょりょうぞく

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

公序良俗
こうじょりょうぞく

公の秩序,善良の風俗の略語。公の秩序とは国家社会の秩序を主眼とし,善良の風俗とは社会の一般的道徳観念を主眼としていわれることであるが,両者をあえて区別する必要はなく,要するに行為の社会的妥当性のことを公序良俗という。

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デジタル大辞泉の解説

こうじょ‐りょうぞく〔‐リヤウゾク〕【公序良俗】

おおやけの秩序と善良な風俗。公序良俗に反する事項を目的とする法律行為は無効とされる。

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百科事典マイペディアの解説

公序良俗【こうじょりょうぞく】

公の秩序善良の風俗〉の略語。公の秩序とは,国家社会の一般的利益をさし,善良の風俗とは,社会の一般的道徳観念をさす。この両者を,しいて区別する必要はなく,両者を合わせて,行為の社会的妥当性を意味すると解してよい。
→関連項目失権約款条理信義誠実の原則人身売買無名契約

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とっさの日本語便利帳の解説

公序良俗

公の秩序と善良の風俗」の略。公の秩序とは国家社会の一般的利益、善良の風俗とは社会の一般的道徳観念を意味するとされる。公序良俗に反する法律行為、及び公序良俗に反する条件を付けた法律行為は無効。

出典|(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」
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世界大百科事典 第2版の解説

こうじょりょうぞく【公序良俗】

〈公の秩序善良の風俗〉を縮めた表現である。〈公の秩序〉は国家あるいは社会における秩序をいい,〈善良の風俗〉は社会における一般的な道徳観念をいう。理念上は,この二つの概念は区別されるが,法令の中では二つは合わせて用いられており,特に両者を区別すべき実益はない。 日本の民法は,公序良俗に反する事項を目的とする法律行為は無効であると定めている(民法90条)。すでにローマ法において,〈善良な風俗boni mores〉という観念によって契約の効力を制限することが認められていた。

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大辞林 第三版の解説

こうじょりょうぞく【公序良俗】

公の秩序と善良の風俗。社会的妥当性が認められる道徳観。民法上、これに反する内容をもつ法律行為、たとえば犯罪を行うことを内容とする契約などは無効とされる。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

公序良俗
こうじょりょうぞく

公の秩序(社会の一般的秩序)および善良な風俗(社会の一般的道徳観念)のこと。法律行為が社会の一般的秩序または社会の一般的道徳観念に適合していなければならないことは、法の一般原則である。したがって、公序良俗に違反する法律行為は無効とされる(民法90条)。たとえば、次のような法律行為は公序良俗に違反する無効のものである。
(1)人倫に反するもの(母と子が同居しないという契約、妻を離婚して結婚するという予約など)。
(2)正義の観念に反するもの(犯罪その他の不正行為をなす契約、対価を与えて悪事をなさしめない契約、競争入札における談合行為など)。
(3)他人の無思慮・窮迫に乗じて不当に利益を得る行為(暴利行為――相手方の窮迫に乗じて金銭を短期間貸与し、期限徒過の場合には債権額の8倍強にあたる不動産を代物弁済とする契約など)。
(4)個人の自由を極度に制限するもの(人身売買的な芸娼妓(げいしょうぎ)契約など)。
(5)営業の自由を極度に制限するもの(時期・場所・営業の種類のいずれについても限定を付さない競業避止契約など)。
(6)著しく射幸的なもの(賭博(とばく)など。ただし、法律上許容されているものもある)。[淡路剛久]

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