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ベルビエ(英語表記)Verviers

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベルビエ
Verviers

ベルギー東部,リエージュ州都市。州都リエージュ東南東約 25kmのベズドル川沿いに位置する。7世紀からの都市で,中世にはリエージュ司教公領。 15世紀には織物業の重要な中心地となり,18世紀末にはイギリス人技師により大陸で最初の紡績機械がここに設置された。現在はベルギーにおける羊毛工業の中心地で,皮革製品,工具の製造も行われる。人口5万 3681 (1991推計) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ベルビエ【Verviers】

ベルギー東部リエージュ州の,ベードルVesdre川に臨む都市で,同国の毛織物工業の中心地。人口5万6000(1980)。フランス革命期までドイツ帝国の領邦リエージュ司教領に属する。17世紀半ばからオランダのライデンやドイツのアーヘンなどの都市工業の技術を吸収して,これを圧倒するヨーロッパ有数の高級毛織物生産地となる。さらに1795年フランスに併合されて広い市場と営業の自由を保障され,毛織物工業は機械制大工業に移行した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベルビエ
べるびえ
Verviers

ベルギー東部、リエージュ州の工業都市。人口5万3020(2002)。ムーズ(マース)川支流ベズドル川の河谷に位置する。14世紀末にフランドルの羊毛工業がイギリスとの競争で衰退した後、16世紀にベズドルの水、周辺の牧羊業をもとにベルビエを中心に羊毛工業が再生し、リエージュ工業地域の技術に支えられベルギー第一の羊毛工業都市となった。しかし、輸入原料への依存、設備の旧式化、開発途上国の進出などで羊毛工業は1970年代以降斜陽化、閉鎖工業が増え、1980年代にほぼ消滅した。[川上多美子]

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