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ベーシック・インカム べーしっく・いんかむ Basic income

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知恵蔵2015の解説

ベーシック・インカム

就労や資産の有無にかかわらず、すべての個人に対して生活に最低限必要な所得を無条件に給付するという社会政策の構想。社会保険公的扶助などの従来の所得保障制度が何らかの受給資格を設けているのに対して無条件で給付する点、また生活保護や税制における配偶者控除など世帯単位の給付制度もある中で個人単位を原則とする点が特徴である。すべての人に所得を保障することによる貧困問題の解決に加え、受給資格の審査などが不要なため簡素な制度となり管理コストが削減できること、特定の働き方や家族形態を優遇しないため個人の生活スタイルの選択を拡大できることなどが、メリットとして指摘されている。一方で、膨大な財政支出の財源をどうするか、導入によって誰も働かなくなるのではないかなどの批判もあり、論争が繰り広げられてきた。ベーシック・インカムに類する考え方は、資本主義社会の成立期から見られ、1960~70年代には欧米で議論が展開されてきた。さらに80年代以降、働き方の多様化や非正規雇用・失業の増大、家族形態の多様化、経済活動が引き起こす環境問題の顕在化など、これまでの福祉国家が前提としてきた労働や家族のあり方が変わってきたことを背景に、従来とは異なる考え方の所得保障構想として注目を集めている。

(原田英美  ライター / 2009年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ベーシック・インカム

「基本所得」と訳され、政府が国民全員に無条件で、生活に最低限必要な現金を支給する政策。ヨーロッパでは18世紀末から議論されてきたが、日本でも新しい社会保障の考え方として近年、急速に関心が高まり、一部政党のマニフェストにも採用された。

(2010-03-03 朝日新聞 夕刊 文化)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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人事労務用語辞典の解説

ベーシック・インカム

ベーシック・インカム(Basic Income,以下BI)とは、個人が最低限の生活を送るために必要とされる基本的(ベーシック)な所得(インカム)を現金給付の形で保障する制度。年齢、所得、資産、勤労の意志などに関係なく、国民なら誰でも毎月一律の給付金を受けられるのが特徴です。一律所得保障、あるいは基礎所得保障とも呼ばれます。
(2010/4/19掲載)

出典|『日本の人事部』
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