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ペリグー Périgueux

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ペリグー
Périgueux

フランス南西部,ドルドーニュ県の県都。マシフサントラル (中央山地) の西縁,イール川沿岸に位置する。フォアグラ (ガチョウのレバペースト) ,トリュフ,ワインの産地として世界的に有名な美しい町。ブタの取引も盛んで,ほかに金属,たばこ,化学,繊維工業がある。有史前住居跡の多いドルドーニュの谷の観光中心地。ローマ軍道の渡河点として発達した古都で,市内にも 12世紀の聖フロン大聖堂 (13,16世紀の増築により,ロマネスク,ビザンチンなど様式が混在) ,12世紀の聖エティエンヌ聖堂,考古学資料の多い博物館があるほか,大闘技場などローマ時代の遺跡や,3世紀の城壁や城 (12~15世紀) も有名。人口3万 2848 (1990) 。

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デジタル大辞泉の解説

ペリグー(Périgueux)

フランス南西部、ドルドーニュ県の都市。同県の県都で、ドルドーニュ川の支流イル川沿いにある。フォアグラトリュフの産地として知られる。古代ローマ時代よりペリゴール地方の中心地で、後に司教座が置かれた。3世紀の城壁や円形闘技場、12世紀に建てられたロマノビザンチン様式のサンフロン大聖堂をはじめ、歴史的建造物が数多く残っている。1998年、「フランスのサンティアゴ‐デ‐コンポステラの巡礼路」の一部として、世界遺産(文化遺産)に登録された。

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世界大百科事典 第2版の解説

ペリグー【Périgueux】

フランス南西部,ドルドーニュ県の県都。イル川に臨む。人口3万3000(1990)。ガロ・ロマン時代の都市ベゾーヌVésone(ウェスナVesuna)に起源をもち,5世紀以来ペリゴール地方の主都として繁栄した。中世には,その跡に要塞シャトー・バリエールと司教座教会(旧大聖堂)が建てられ,一方,やや離れて巡礼地ピュイ・サン・フロンPuy‐Saint‐Frontを中心に町人の町が発達,両者は1251年単一の都市共同体に合体した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ペリグー
ぺりぐー
Prigueux

フランス南西部、ドルドーニュ県の県都。ドルドーニュ川支流イル川河畔に位置する。人口3万0193(1999)。ペリゴールPrigord地方の中心都市で、司教座の所在地、商業中心地。野菜、家畜の取引が行われる。フォアグラのペーストやトリュフ(ペリゴール・ド・トリュフ)などの食料品、たばこ、皮革、化学などの工業がある。市の中心部は2地区からなり、西部のシテはローマ時代のベソナVesonaで、ガリア系のペトロコリイ人の首都であった。東部のピュイ・サン・フロンは5~9世紀に修道院の近くにできた町で、ペリグーは両者が合併してできた。3世紀ローマの円形闘技場、12世紀ロマノ・ビザンティン様式のサン・フロン大聖堂(1852~1901修復)、12世紀のサンテティエンヌ教会、16世紀のサン・ジュアン礼拝堂など歴史的建造物が多い。[青木伸好]

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