デジタル大辞泉
「ペリンダバ条約」の意味・読み・例文・類語
ペリンダバ‐じょうやく〔‐デウヤク〕【ペリンダバ条約】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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「ペリンダバ条約」の意味・わかりやすい解説
ペリンダバ条約【ペリンダバじょうやく】
アフリカ非核地帯条約の通称。1995年6月,アフリカ統一機構(OAU)で採択された条約で,加盟国における核爆発装置の製造・貯蔵・取得・所有・管理ならびに研究・開発を禁ずるというもの。ペリンダバPelindabaとは南ア共和国のプレトリア近郊の地名で,かつて南アの核開発研究所があり,この地で条約の最終交渉が行われた。南アが1991年に核拡散防止条約に加入し,核兵器の廃棄を宣言したことで,同条約が実現した。この条約では既存の核施設の解体・破壊または平和利用への転換を義務づけている。なお条約の履行確保のためにアフリカ原子力委員会が設置される。また,条約には核兵器国に核兵器の使用禁止,核実験の禁止を約束させる議定書が付されており,米英仏中ロの核兵器保有5大国が署名。1996年4月カイロで調印。2004年8月現在加盟19ヵ国。28ヵ国の批准によって発効する。→トラテロルコ条約/ラロトンガ条約/東南アジア非核地帯条約
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