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ペンク Penck, Albrecht

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ペンク
Penck, Albrecht

[生]1858.9.25. ライプチヒ
[没]1945.3.9. プラハ
ドイツの地理学者地質学者。ドイツの近代地理学に大きな影響を与えた。また氷期における層位学と氷河地形学基礎をつくった。ライプチヒ大学に学び,1883年ミュンヘン大学より博士号を受けた。 85~1906年ウィーン大学教授。 06年ベルリン大学教授兼海洋博物館館長。極地方を除くすべての大陸を旅行。 08年エール大学で講義。 09年コロンビア大学客員教授。 100万分の1の世界地図を作成。主著に『地表の形態学』 Morphologie der Erdoberfläche (2巻,1894) ,『氷河期のアルプス』 Die Alpen im Eiszeitalter (3巻,1901~09) がある。

ペンク
Penck, Walther

[生]1888.8.31. ウィーン
[没]1923.9.29. シュツットガルト
ドイツの地形学者。地理学者 A.ペンクの子。ウィーン大学で物理学,博物学を修めたのち,ベルリン大学,ハイデルベルク大学で鉱物学を学ぶ。コンスタンチノープル大学教授 (1915) を経て,ライプチヒ大学教授 (21) 。 W.デービス浸食輪廻説を批判して,地形分析論を唱えた。また,斜面形の平行後退説,原初準平原,山麓階などの新概念を提唱したことでも知られる。著書『地形分析』 Die morphologische Analyse (27) 。

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百科事典マイペディアの解説

ペンク

ドイツの地質学者,地理学者。W.ペンクの父。ライプチヒ生れ。ウィーン大学,ベルリン大学教授。アルプスの構造,アルプスの氷河地形の研究家。地形学発展の先駆者。地誌の著述,人文地理学の論文もあり,著書にブリュックナーとの共著《氷期のアルプス》(1909年),《地表の形態学》(1894年)などがある。
→関連項目自然地理学

ペンク

ドイツの地質学者。A.ペンクの子。W.M.デービスの浸食輪廻(りんね)説に反論し,地形は地殻運動などの内力と浸食作用などの外力との相互作用によって形成されると考え,地形分析の方法を明示した。
→関連項目ペンク

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世界大百科事典 第2版の解説

ペンク【Albrecht Penck】

1858‐1945
ドイツの地理学者。大ペンクとも呼ばれる。ライプチヒの郊外に生まれ,ライプチヒ大学で地質学,化学などを学び,ミュンヘン大学で古生物学を学ぶ。1885年27歳でウィーン大学に招かれて自然地理学を担当,1906年にはF.vonリヒトホーフェンの後を受けてベルリン大学地理学教室主任となり,海洋博物館長を併任する。08年W.M.デービスとの交換教授としてアメリカ合衆国に出張,イェール,コロンビアなどの大学で講演し,ハワイ,日本,華北,シベリアを経て帰国。

ペンク【Walter Penck】

1888‐1923
ドイツの地形学者。A.ペンク(大ペンク)の長男で小ペンクとも呼ばれる。ウィーンに生まれ,1907年ベルリン大学に入学,自然科学,鉱物学,数学,物理学などを学ぶ。08年父とともにアメリカ合衆国に渡り,ハワイ,日本,中国の華北などを経由して帰国。10年ハイデルベルク大学に入り,地質学,地理学,鉱物学を修め,11年イタリアの火山地域を旅行した後,ウィーンで地質学の研究を深め,12年ブエノス・アイレスの研究所に招かれて地質学を担当する。

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大辞林 第三版の解説

ペンク【Albrecht Penck】

1858~1945) ドイツの地理学者。地形学の基礎を築く。また、氷河作用を研究し、四回の氷期と三回の間氷期が存在したことを明らかにした。

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367日誕生日大事典の解説

ペンク

生年月日:1888年8月30日
ドイツの地形学者
1923年没

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世界大百科事典内のペンクの言及

【氷期】より

…氷期はさらに,現在にくらべれば気温は低く,植生の回復も現在ほどではないにしても温暖化した時期の亜間氷期によって亜氷期に区分される。 第四紀の氷期はドイツのA.ペンクとE.ブリュックナーの研究(1901‐09)により,次のようになっている。アルプス北ろくの河谷にある,いずれも融氷水堆積物である低位,ならびに高位の段丘礫層と,それらよりも高位置にある新・旧のシート状礫層を,上流へ追跡するとそれぞれ別の終堆石に移行している。…

※「ペンク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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