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ホーホ Hooch, Pieter de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ホーホ
Hooch, Pieter de

[生]1629.12.20. 〈洗礼〉ロッテルダム
[没]1684頃.アムステルダム?
オランダの風俗画家。石工の息子として生まれた。初め風景画家ニコラス・P.ベルヘムを師としたが,やがて当時流行の旅籠や自警団などの情景を描く。 1653年以降デルフトに滞在し,カレル・ファブリティウスやヤン・フェルメールと接し,特に後者の室内画の影響を受けた。 1654年に画家組合に登録。室内や中庭の家庭的な情景を静かな光,明快な建築的構成によって描いた。 1667年以降アムステルダムに定住。より上流の家庭の情景などを主題に扱ったが,今日オランダ室内画の代表的な画家として評価される作品の多くは,デルフト時代のものである。作品はアムステルダム国立美術館,ルーブル美術館などに多く所蔵されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホーホ
ほーほ
Pieter de Hooch
(1629―84以後)

オランダの画家。ロッテルダムで洗礼式を受け(12月20日)、アムステルダムで死去した。庶民の風俗画を得意とする。初期の作品にはレンブラントの影響が強い。その後しだいに自己の作風を確立し、とくに室内画においてフェルメールと並ぶ才能を発揮した。ハーグ、デルフトおよびアムステルダムで活躍したが、1655~65年のデルフト時代の制作がもっとも高く評価される。晩年は上流階級に迎合する作品を描いたため生気を失った。代表作に『地下室の戸口にて』(アムステルダム国立美術館)、『少女の手をひく女中』(ロンドン、ナショナル・ギャラリー)など。[野村太郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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