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ボコーダー vocoder

翻訳|vocoder

大辞林 第三版の解説

ボコーダー【vocoder】

人間の声の音色に、主にキーボードなどの楽器音程をミックスして出力する機器。周波数を変化させて、音程は楽器、音色は人間の声というサウンドをつくる。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

百科事典マイペディアの解説

ボコーダー

ボイスコーダーvoice coderの略。音声伝送の一方法。チャンネル形とフォルマント形がある。前者は音声を部分帯域に分割し(10組程度),各帯域内の平均エネルギーの変動特性を伝送する。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ボコーダー【vocoder】

ボイスコーダーvoice coderの略。音声分析・合成法の一種で,1940年にアメリカのベル電話研究所で考案された。
原理
 電話品質の音声信号を伝送するには一般に300~3400Hzの周波帯域が必要となる。より狭い帯域幅で音声信号を伝送することは通信工学の夢であった。ボコーダーの原理は,音声波形を,主として音の高さをあらわすピッチ成分,音韻情報を伝えるスペクトル分布,アクセントやイントネーションを伝える音源強度などいくつかの成分に分解し,これらの成分情報から原音声を再構成しようとするものである。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボコーダー
ぼこーだー
vocoder

広義には、音声波形の情報を分析によって音源と調音の情報に分解して伝送もしくは記憶し、それらからふたたび音声波形を合成するシステムをいう。狭義には、その調音情報の分析抽出法として多数のフィルター群によるスペクトル分析の手法を使うものをいう。たとえば、中心周波数の異なる多数の帯域通過フィルターを並べて分析し、その出力強度を調音情報とする。同じフィルター群の音源による励振出力を調音情報で変調し、加え合わせて合成するというのがもっとも原理的な形で、これをチャネルボコーダーという。ボコーダーの原理は今日の音声合成・音声認識の基本をなす発明であり、1939年アメリカのベル電話研究所のダッドレーHomer Dadleyによって発明された。[中田和男]
『中田和男著『音声の合成と認識』(1980・総合電子)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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