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ボルポーニ ボルポーニVolponi, Paolo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボルポーニ
Volponi, Paolo

[生]1924. イタリア,ウルビノ
[没]1994.8.23. イタリア,アンコナ
イタリアの小説家。事務機械会社オリベッティに勤めるかたわら,産業社会における人間疎外を主題に,狂気に追いやられた人間像を描いている。主著『覚え書』 Memoriale (1962) ,『世界機構』 La macchina mondiale (65) ,『コルポラーレ』 Corporale (74) ,『公爵家の幕』 Il sipario ducale (75) 。

ボルポーニ
Volpone, or the Fox

イギリスの劇作家 B.ジョンソンの喜劇。5幕。 1606年グローブ座で初演。ベネチアを舞台に,強欲な老人ボルポーニ (きつね) が食客モスカ (はえ) と共謀して,その遺産をねらう人々をだますが,結局彼らも自滅する風刺劇。

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世界大百科事典 第2版の解説

ボルポーニ【Paolo Volponi】

1924‐94
イタリアの詩人,作家。詩集《古銭》(1955),《アペニノの門(かど)》(1960)など,故郷の風景と古い農民世界への哀惜をうたう。長編第1作《メモリアル》(1962)は狂人の手記の形で,現代工業社会の倒錯を描く。以後,《世界仕掛け》(1965),《コルポラーレ》(1974),《公国の緞帳》(1975),《怒りっぽい惑星》(1978)など,狂気を軸に現代を問う異色作を発表。【米川 良夫】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボルポーニ
ぼるぽーに
Paolo Volponi
(1924―1994)

イタリアの詩人、作家。詩集『古銭』(1955)、『アペニンの門(かど)』(1960)などで故郷の風景と古い農民世界を歌う。処女小説『メモリアーレ』(1962)で注目された。以後、『世界という機械』(1965)、『コルポラーレ』(1974)、『公国の緞帳(どんちょう)』(1975)、SFコミックス的趣向の『怒りっぽい惑星』(1978)や、『槍(やり)を投げる男』(1981)など、狂気と怒りを軸に現代を問う異色作が多い。[米川良夫]

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