日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ボルン(Stephan Born)ぼるんStephan Born(1824―1898) ドイツの労働運動指導者。植字工をしていたが、1847年にマルクスらの共産主義者同盟に参加、翌1848年三月革命が起こると、ベルリンでドイツ最初の大規模な労働者組織「労働者友愛会」を結成し、生産協同組合による労資対立の克服を唱え、エンゲルスらから批判された。1849年のドレスデン蜂起(ほうき)に参加したのち、スイスに亡命。バーゼル大学で文学を講義した。『回想録』は三月革命に関する重要な史料。[末川 清][参照項目] | 三月革命 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例