ボーロ(英語表記)〈ポルトガル〉bolo

  • bolo(ポルトガル)

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典の解説

小麦粉・・砂糖などを混ぜて焼いた小型の丸い菓子。幼児離乳食などに用いる、片栗粉を用いた直径1cmほどの小粒のものが代表的。少し大きなものでは、佐賀など九州の「丸ボーロ」、京都の「そばボーロ」が知られる。◇ポルトガル語では、ケーキなど菓子類の総称。「ぼうろ」「ぼうる」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

室町末期に伝えられた南蛮菓子一種。ポルトガルの菓子boloのことで,江戸時代には〈ほうろ〉〈ほうる〉〈保宇留〉などと書いた。本来のそれは,小麦粉に砂糖その他を加えてこね,ふつう円形にして焼き,またはで揚げるものだったが,日本では油で揚げるボーロはつくられなかった。《御前菓子秘伝抄》(1718)には,小麦粉1升,白砂糖1合を水でこね,この生地をいろいろの形に切り,銅なべに入れてふたをし,ふたの上にも火を置いて焼くとしている。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (bolo) 小麦粉に卵を入れてかるく焼いた小さな丸い菓子。ボール。〔舶来語便覧(1912)〕
[語誌](1)室町末期に南蛮菓子の一種として日本に伝えられ、ボールと呼ばれていた。早くから商品化され、日本橋の菓子司桔梗屋の天和三年(一六八三)の目録に「ごまぼうる」「花ほうる」「丸ほうる」と見える。
(2)明治に入り洋風の焼菓子ビスケットが台頭するにつれ、古来のボーロは忘れられてしまった。
(3)現在ボーロと呼んでいる菓子の元祖は、明治時代に「園の露」という名で売られていた焼菓子で、片栗粉を原料とし、色が白く包装も美しかったところから、「衛生ボーロ」と呼ばれて好評を博した。

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