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ポナペ島(読み)ポナペトウ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ポナペ島
ぽなぺとう
Ponape

太平洋西部、ミクロネシアカロリン諸島東部の島。旧名アセンションAscension島、正称ポーンペイPohnpei島。同諸島中最大の島で、東西37.6キロメートル、南北19キロメートル、面積334平方キロメートル。火山島で、最高峰はトトロムTotolom峰(791メートル)。この島を中心にしてミクロネシア連邦のポーンペイ行政区(人口4万7000、2001推計)がある。中心集落は北岸のコロニアKoloniaで、通常これをポナペ町という。ドイツ領時代に開かれたヤシ栽培によるコプラ生産、日本統治時代に技術指導されたかつお節製造と製糖工業が主産業である。北西部にはミクロネシア連邦の首都パリキールがある。[大島襄二]

住民

島民の言語であるポナペ語は、オーストロネシア語族の一員で、中核ミクロネシア語に属する。島民の主要な作物はパンノキとヤムイモであるが、ヤムイモは儀礼的祭宴におもに使用される。位階、称号、初物献上、表敬行動(敬語、礼儀)を軸とする首長制政治組織が発達している。島は五つの地区に分かれ、それぞれにナンマルキとナニケンという最高位の称号があり、伝統的に二つの首長氏族により保持されていた。この二つの系統の下にそれぞれ12の位付けされた主要な称号があり、それは家系あるいは土地管理、儀礼的祭宴における貢献度に応じて、各地域集団の長に与えられた。[牛島 巖]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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