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ポリエ ポリエpolje

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ポリエ
polje

石灰岩地域にみられる細長い陥没地で,ウバーレより大きいもの。盲谷ともいう。まわりは一般に急崖に囲まれ,長さ 100kmに及ぶものもある。ウバーレより底が平坦で河流が存在する場合がある。一列に並んだ数個のドリーネが結合して生じたウバーレの大きなもの (溶食ポリエ) と地殻運動によって形成されたものがあるが,後者のほうが大規模で面積も広い。底は平坦で土壌におおわれる。高さは地下水面によって決定されるが,地下水面が高い場合,ポリエ底に沼沢が形成されることがある。

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デジタル大辞泉の解説

ポリエ(〈ドイツ〉Polje)

石灰岩地域でみられる盆地。ウバーレが発達してできた凹地(くぼち)に土砂が沖積したもの。水がたまるとポリエ湖が形成される。

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百科事典マイペディアの解説

ポリエ

カルスト地形

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世界大百科事典 第2版の解説

ポリエ【polje】

石灰岩地域に発達するカルスト地形の一種。石灰岩などの可溶性岩石の地域では,溶食作用によってドリーネやウバーレなど特殊な凹地形が生じ,これらの凹地がしだいに発達して,急斜面で囲まれた盆地状の地形となり,その底面に平坦な沖積平野が広がっているものをポリエと呼ぶ。ポリエとはセルビアクロアチア語で,元来は耕地を意味する語である。ポリエがふつうの盆地と異なる点は,下流の一部が開いて峡谷をなすこともあるが,多くの場合出口のない閉じられた盆地である点で,山麓付近に湧泉(湧水洞),吸込穴(ポノールponor)があり,河川は涸れ川になっていることが多いが,長雨時には氾濫したり,一時湖水化することもある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ポリエ
ぽりえ
polje

石灰岩地域にみられる平坦(へいたん)な谷底と急斜面の谷壁に囲まれた、細長い楕円(だえん)形の輪郭をもつ凹(おう)地。ドリーネやウバーレがいくつも結合してできた溶食盆地。大きさや形態はさまざまであるが、底面積100~数百平方キロメートルのものが多い。谷底に湧泉(ゆうせん)による小流がみられる。[三井嘉都夫]

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世界大百科事典内のポリエの言及

【カルスト地形】より

…これらの盲谷や袋谷はカルスト地形特有の河谷地形として注目される。 石灰岩地の凹地帯や盲谷,袋谷などがしだいに発達して,平たんな盆地状の沖積低地が現れるようになると,このようなカルスト平野をポリエpoljeと呼ぶ。ポリエは普通の盆地と違って,出口のない閉じた盆地で,山麓にはポノールや湧泉が分布し,しばしば排水が不十分で,多雨期には湧泉からの溢水や河川の氾濫によって,一時的に湖水を生ずることもある。…

【カルスト地形】より

…これらの盲谷や袋谷はカルスト地形特有の河谷地形として注目される。 石灰岩地の凹地帯や盲谷,袋谷などがしだいに発達して,平たんな盆地状の沖積低地が現れるようになると,このようなカルスト平野をポリエpoljeと呼ぶ。ポリエは普通の盆地と違って,出口のない閉じた盆地で,山麓にはポノールや湧泉が分布し,しばしば排水が不十分で,多雨期には湧泉からの溢水や河川の氾濫によって,一時的に湖水を生ずることもある。…

【浸食作用】より

…地表にはドリーネと呼ぶすり鉢形の吸込み穴が多数うがたれ,地下には地下水の溶食によって規模の大きな洞穴が生じ,きわめて特徴的な地形をつくる。しばしば〈ろうそく岩〉にみたてられるヘイスタックhaystackと呼ぶ岩塔,岩面を刻む細かい溝のラピエ,ドリーネが連合したウバーレ,大型の凹地ポリエなど溶食に特有な地形を合わせ,カルスト地形と呼んでいる。その地域の地下水面がカルストの浸食基準面にあてはまる。…

※「ポリエ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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