コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

マイクロメーター マイクロメーターmicrometer

翻訳|micrometer

デジタル大辞泉の解説

マイクロメーター(micrometer)

ねじの回転角に比例して得られる微小な長さを精密に測定する機械。外径を測る外側マイクロメーターでは、雌ねじを固定し測定物を挟んで雄ねじを回し、雄ねじの移動したピッチおよび円周を50等分してある目盛りを読む。測微計。測微尺。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

マイクロメーター

ねじを利用した精密工作用の長さ測定器具。正確な雄ねじをもつスピンドルが,スリーブの雌ねじの中を回転したとき,回転角に比例した長さだけ移動することを利用。たとえば,ねじのピッチを0.5mmとし,スピンドルに取り付けたシンブル(目盛筒)に円周を50等分した目盛を付ければ,0.01mmまで読み取れる。
→関連項目比較測長器

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

マイクロメーター【micrometer】

ねじの送り量が回転角度に比例することを利用した長さ測定器。スピンドルのねじのピッチをp,回転角度をαとすれば,スピンドルの軸方向の移動量xは, x=α・p/2πまた目盛面の半径をrとすれば,目盛の移動量yは, yrα=2πrx/pである。したがって,拡大率はy/x=2πr/pである。pを小さくし,rを大きくすれば,拡大率は大きくなる。一般のマイクロメーターのねじのピッチは0.5mm,目量(1目の読み)は0.01mmで,目盛面の半径は約8mmであるから拡大率は約95である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

マイクロメーター【micrometer】

ねじの回転角とねじの移動距離との関係を利用して、二点間の距離を精密に測定する器具・装置。また、顕微鏡や望遠鏡にとりつけ、視野の中の目盛り線や標線をもとに、物体の位置や長さを精密に測定する器具。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マイクロメーター
まいくろめーたー
micrometer

精密に加工されたねじの送り量を基準に、その量がねじの回転角に比例することを利用した、寸法測定器である。現在普及しているマイクロメーターは、数十種類に及んでおり、これらを用途別に分類すると、外側寸法測定用、内側寸法測定用、深さ測定用、ねじ径や歯車の歯厚測定などの個別機械要素測定用に分けられる。また特殊な用途としては、鋼板、合成樹脂、ゴム、紙などの厚さ測定用、円筒工作物の肉厚測定用、スプラインの溝径測定用などがあげられる。これらに加えて、弾性変形しやすい工作物測定のために測定圧を小さくしたものなど、多種多様なマイクロメーターが製品化されている。
 精度的には、ノギスより1桁(けた)高精度な測定が可能で、一般的には、0.001ミリメートル(1マイクロメートル)の読み取りが可能である。外径測定用では、測定範囲は限られるが、最大1000ミリメートルまで測定可能なものもある。ノギスと同様、読み取りを容易にするため、ダイヤルゲージ付きのものや、デジタル表示が可能なものも存在している。また、測定データの出力端子を備え、マイクロコンピュータと接続し、測定データを統計的に処理することにより、高度な計測システムや工程管理システムを構成できるようになっているものもある。
 マイクロメーターといえば、以上のような絶対寸法を直接測定するものをさすが、標準ゲージとの比較測定方式により寸法測定を行うマイクロメーターとして、空気マイクロメーター、電気マイクロメーターなどが存在している。[清水伸二]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

金城湯池

1 《「漢書」蒯通伝から。「湯池」は熱湯をたたえた堀》守りが非常に固く、攻めるのが難しい城。金湯。2 堅固で、他から侵害されにくい勢力範囲。「保守派の金城湯池」...

続きを読む

コトバンク for iPhone

マイクロメーターの関連情報