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マラカイボ湖 マラカイボこLago de Maracaibo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マラカイボ湖
マラカイボこ
Lago de Maracaibo

ベネズエラ北西部,スリア州にある湖。ベネズエラ湾の南に狭い水路を経て続く湖で,面積約1万 3600km2。周囲 900km,最大水深 60m。周辺を山地で囲まれたマラカイボ低地に位置し,これら山地からカタトゥンボ川をはじめとする多数の川が流入。南部の湖水は淡水であるが,北部は潮汐作用の影響で塩水化している。湖岸一帯は低湿地で,ベネズエラで開発が最も遅れた地域の1つであったが,ここに油田が発見され,1917年本格的な開発が始ってから急速に発展。現在同国の石油生産量の約4分の3を産出し,世界有数の産油地帯となっている。特に東岸一帯がその中心で,油井やぐらが沿岸約 100kmにわたって林立,さらに湖内に 30km入込んだ地点まで進出している。プントフィホなどパラグアナ半島の都市とパイプラインで結ばれる。湖の水深は南部でやや深くなるが全体に浅く,特に北部のベネズエラ湾との連絡部分が浅いため,長い間航行が妨げられていたが,30年代以降常時浚渫が行われ,57年には水深 10mの水路が完成し,外洋船やタンカーの航行が可能となった。南岸では農業も行われ,自給用の作物のほか,カカオ,ココヤシ,サトウキビなどの換金作物が栽培される。沿岸主要都市はマラカイボ,カビマスシウダードオヘダ。なお石油産業は当初からほとんどすべて外国系企業に握られてきたが,76年国有化された。

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デジタル大辞泉の解説

マラカイボ‐こ【マラカイボ湖】

ベネズエラ北西部の湖。カリブ海と連なる汽水湖であるが、南部は淡水。油田地帯。面積1万3600平方キロメートル。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マラカイボ湖
まらかいぼこ
Lago de Maracaibo

南アメリカ北端部の湖。ベネズエラ西部にあり、アンデス山脈の支脈をなすペリハ、メリダ両山脈間のマラカイボ低地(スリア低地ともいう)の一部を占める。面積1万3600平方キロメートル。水深は一般に50メートル以下であるが、局部的に250メートルに達する。北のベネズエラ湾には長さ55キロメートルの水道で通じており、湖面高度は海面に等しい。汽水湖であるが、海から隔たるにしたがい淡水に近くなる。北東岸から湖の中央部にかけて、世界的規模の油田地帯が展開している。湖の出口に近い水道西岸には、ベネズエラ第二の都市マラカイボがある。[松本栄次]

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