マリー(英語表記)John Middleton Murry

デジタル大辞泉 「マリー」の意味・読み・例文・類語

マリー(Mary)

トルクメニスタン南東部の都市。マリー州の州都。1937年までの旧称メルブ。ムルガブ川とカラクム運河沿いに位置する。郊外に紀元前6世紀から紀元後13世紀まで栄えたオアシス都市メルブ遺跡があることで知られる。マーリ

マリー(marry)

為替リスクを回避するために、外貨建て債権債務を組み合わせてバランスさせ、相殺してしまうこと。

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改訂新版 世界大百科事典 「マリー」の意味・わかりやすい解説

マリー
John Middleton Murry
生没年:1889-1957

イギリスの批評家。生涯を通じてロマン主義的,主観的な立場を堅持した。貧しい家庭に育ち,オックスフォード大学を卒業後,雑誌《アシニーアム》の副主筆を経て,雑誌《アデルフィ》を刊行,主筆(1923-48)となった。彼が批評界に登場したのは《ドストエフスキー評伝》(1916)によってである。当時の批評界には,古典主義的,主知的な傾向が強かったが,彼はT.S.エリオットに対してはロマン主義をもって,I.A.リチャーズに対しては主観主義によって対立して,これらの批評家からぬけ落ちていたロマン主義の詩人やD.H.ロレンスを熱烈に擁護する批評,エッセーを発表した。すなわち,《キーツシェークスピア》(1925),《キーツ研究》(1930),ロレンス評伝《女の息子》(1931),《ウィリアム・ブレーク》(1933),《ジョナサン・スウィフト》(1954)などである。一時共産主義に共鳴し,その後反共的になったが,彼が最も親近性をもった立場はキリスト教的社会主義である。K.マンスフィールドは彼の妻であり,彼女の死後,著書や書簡編纂に携わった。
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百科事典マイペディア 「マリー」の意味・わかりやすい解説

マリー

英国の文芸批評家。オックスフォード大学に学び文学活動に入る。現実混乱のままにとらえ詩的調和を見いだすという,ロマン主義的,主観主義的立場に立ち,I.A.リチャーズやT.S.エリオットらと対立。1923年雑誌《アデルフィ》を創刊夫人はK.マンスフィールド

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デジタル大辞泉プラス 「マリー」の解説

マリー〔菓子〕

森永製菓株式会社が販売するビスケットの商品名。牛乳風味を活かしている。1923年発売。

マリー〔生活用品〕

四国特紙が販売するティッシュペーパーの商品名。3個入りパック。

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367日誕生日大事典 「マリー」の解説

マリー

生年月日:1897年12月3日
フランスの政治家
1974年没

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世界大百科事典(旧版)内のマリーの言及

【外国為替】より

…手形代金の支払はその満期日に行う。 マリーmarry銀行や企業が自社のなかで生じる買為替と売為替を見合わせ,為替持高の極小化を図ることをいう。〈為替のマリー〉ともいう。…

【マンスフィールド】より

…いくつかの情事と自己中心的なきわめて不幸な結婚を経験。1912年文学青年の貧しいオックスフォード大学生J.M.マリーと同棲(正式結婚は1918年)。彼の編集する《リズム》誌や《アシニアム》誌に,鋭いがきわめて主観的なエッセー,書評を載せるかたわら,《序曲》(1918),《幸福》(1920),《園遊会》(1922),《鳩の巣》(1923)などの短編集を続々発表。…

※「マリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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