ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
翻訳|Malay
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
本来は、マレー語の「ムラユMelayu」を語源とする人種・民族名称である。もっとも狭義の解釈としては、今日のマレーシア連邦が定めた「イスラム教を信仰し、マレー語を話し、マレーの慣習(アダット)に従う人々」という公式的定義がある。この場合基本的には文化指標に依拠した人々の総称だといえる。しかし、一般的にはマレー半島からインドネシアのリアウ、リンガ群島、スマトラ東岸にかけての地域にとくに集中し、またボルネオ島やジャワ島などの諸地域のとくに沿岸地帯にかけて広く分布する、いわゆる「沿岸部マレー人」と、ほぼ同義的に使用されることも多い。これらのマレー人は古くから航海や交易に活躍し、共通語としてのマレー語とイスラムの普及に密接にかかわりをもった人々といわれる。ただし、沿岸部マレー人は、文化的にも人種的にも同質とは考えられず、ジャワ人やマカッサル人などのインドネシアのほかの現地住民をはじめ、もともとは遠来のアラブ人やインド人などの多様な文化的、人種的要素が混入しているとみなされている。
また、マレー人のもっとも広義の解釈は、学術上のもので、文化的あるいは身体的特徴と東南アジア大陸部から島嶼(とうしょ)部への移住時期の新旧を基準にして、原マレー人(旧マレー人、古マレー人Proto-Malays)と続成マレー人(第二次マレー人、新マレー人Deutero-Malays)という二つの大範疇(はんちゅう)を設定し、今日の東南アジアの主として島嶼部の多くの土着的住民を分類するものである。たとえばスマトラのバタック人、ボルネオのダヤク人、スラウェシのトラジャ人は前者に、狭義のマレー人(沿岸部マレー人)やジャワ人などは後者に分類される。
[富沢寿勇]
…やせたラテライト土壌に育つ森林は,ひとたび自然の状態を変えられると再生能力が低下し,低木とシダ類の下生えの二次林(ブルカーbelukar)や,丈の高い雑草(ラーランlalang)の土地と化し,生産性の高い農林業のできない土地が出現しつつある。
【住民】
総人口の4/5が半島部に居住し,その半数強がマレー人である。しかし島嶼部ではダヤク族と総称される人々(カダザン,ムルット,バジャウ,イバン,陸ダヤクなど)が3/5を占め,マレー人は華人(中国人)の1/4強よりも低い1/8強の少数にすぎない。…
※「マレー人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...
12/21 デジタル大辞泉プラスを更新
12/21 デジタル大辞泉を更新
12/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/28 デジタル大辞泉を更新
10/28 デジタル大辞泉プラスを更新
10/27 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新