マロリー(George Herbert Leigh Mallory)(読み)まろりー(英語表記)George Herbert Leigh Mallory

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

マロリー(George Herbert Leigh Mallory)
まろりー
George Herbert Leigh Mallory
(1886―1924)

イギリス登山家。チェシャー州で牧師の家庭に生まれる。ケンブリッジ大学を出てパブリックスクール教師となる。学生時代にR・L・G・アービングから登山の指導を受け、ケンブリッジではG・W・ヤングとも親交があった。これらのことから学生時代よりアルプスを中心に活発な登山を行い、イギリスがエベレスト登山を始めた1921年には第1回の遠征隊員となり、22年、24年にも登頂アタック隊員として活躍したが、24年6月8日、A・アービンと8170メートルの第6キャンプを出発したまま帰らぬ人となった。なぜ登山するかという問いに対して、「山がそこにあるから」という有名な答えをしたといわれている。

[徳久球雄]

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