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マンニット マンニットmannitol

3件 の用語解説(マンニットの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マンニット
マンニット
mannitol

化学式 C6H14O6マンノース糖アルコールで,マンニトールともいう。天然に存在するものはD-マンニットである。各種植物の茎,葉から分泌される糖を含んだ分泌液の主成分で,褐藻類中にも多量に含まれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

マンニット【mannit】

低分子生体物質の一種。マンニトールmannitolと同一物質。糖アルコールの一種で,マンノースカルボキシル基が還元されて水酸基に置き換わった6価アルコール。水溶性で甘みを有する。生体中では,D‐マンニットが植物や菌類,キノコ,海藻などに存在し,スズカケノキ,マンナトネリコ,タマネギニンジンなどに多い。ある種のカビは,グルコーススクロース(ショ糖)から,大腸菌ではフルクトース(果糖)からマンニットを生成するなど,微生物ではエネルギー源として代謝できる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マンニット
まんにっと
Mannitドイツ語
mannite英語

マンニトールmannitolともいい、糖アルコールの一種で、マンノースのアルデヒド基が還元されて六価アルコールとなった構造をもつ。分子式はC6H14O6で、分子量は182。水に溶けて甘味があり、還元性はない。無色の結晶で、融点は166℃。天然にもっとも多い糖アルコールで、海藻、菌類、マンナトネリコやタマネギなど植物に広く分布する。ある種のカビや乳酸菌は、グルコースやフルクトースからマンニット発酵で多量に生成する。医薬用の希釈剤や賦形剤などの用途がある。[池田加代子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のマンニットの言及

【コンブ(昆布)】より

…主成分の炭水化物の20%前後が繊維で,そのほかの多糖類であるアルギン酸,フコイジン,ラミナリンなどよりなる。コンブのうまみはおもにグルタミン酸で,アラニンおよびマンニットの量も多く,呈味に関与していると考えられる。ヨードの含量も食用海藻では最も高く,その90%がだし中にでてくる。…

【糖アルコール】より

…ペンチットであるアドニット(アドニトール)は遊離型でも存在するが,ビタミン,補酵素の一種であるFMN(フラビンモノヌクレオチド)やFAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)の成分として存在する。また,ヘキシットであるマンニット(マンニトール)は,マンナ(植物の茎にある糖を含む分泌液)の主成分である。同じくヘキシットであるズルシット(ズルシトール)は,水に難溶で,糖尿病患者の甘味料として用いられる。…

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