マーケット・バスケット方式(読み)まーけっとばすけっとほうしき(英語表記)market basket method

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マーケット・バスケット方式
まーけっとばすけっとほうしき
market basket method

理論生計費算出のため、消費物資やサービスを物量で表示し、それで生活内容を表す方法をいう。消費者がマーケットで買物籠(かご)に必要な生活物資を入れるのに似ていることから、この名でよばれるようになった。イギリス労働党が1923年に創案したもので、わが国でも1952年(昭和27)ごろ労働組合が賃金要求額の根拠を算定するために利用した。マーケット・バスケット方式には、生活に必要なすべての品目を理論的に決定し、一定の規準に従って総生計費を算出する全物量方式と、飲食物費のみを全物量方式と同じように算出し、これをもとにエンゲル係数から逆算して総生計費を算出する半物量方式とがある。

[小泉幸之助]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例