ミシュコルツ
Miskolc
ハンガリー北東部の都市。ビュック山地の東麓,シャヨー川沿いに位置する。丘陵地帯と大平原の結節点に立地し,古くから商業の中心地として発達した。コムギ,ワイン,果物,肉牛,皮革などの集散地。付近に鉄鉱山があり,第2次世界大戦を契機に工業都市として急速に発展した。特産に靴などの皮革製品と磁器がある。人口 19万 4033 (1991推計) 。
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ミシュコルツ
ハンガリー北東部,ボルショド・アバウージ・ゼムプレーン県の県都で,工業都市。ティサ川支流シャヨ川に沿う。冶金・機械・セメント・繊維・食品工業が行われ,近郊のディオーシュジェールには鉄鋼コンビナートがある。付近にはブドウ園が多くブドウ酒醸造も盛ん。大学都市でもあり,郊外にはリラフュレドの保養地がある。第2次大戦中は反ファシズム・レジスタンスの拠点であった。16万8000人(2011)。
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ミシュコルツ【Miskolc】
ブダペスト,デブレツェンに次ぐハンガリー第3の大都市。ハンガリー北部,ビュク山系の東のふもとにある工業都市。ボルショド・アバウーイ・ゼムプレーン県の県都。大学都市で,近くに保養地もある。人口18万(1996)。10世紀末にハンガリー人が定住してから発展し始め,ディオーシュジェールの城がつくられた(現在の市の東端にある)。14世紀からブドウ,ブドウ酒生産が発展した。オスマン・トルコの支配期には1596年から貢納を支払うだけで,破壊は免れた。
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ミシュコルツ
みしゅこるつ
Miskolc
ハンガリー北東部、ボルショド・アバウジ・ゼムプレーン県の県都。北東ハンガリーの中心地で、人口18万4125(2001)。同国第三の大都市。18世紀にハンガリー最初の製鉄工場が建設されたディオシュジョール地区は、ボルショド炭田の褐炭とハダバニヤの鉄鉱石資源を背景にして、第二次世界大戦後、一大製鉄コンビナート基地に発展した。ほかに機械、セメント、ガラス、耐火れんが、肥料などの重化学工業が発達する。周辺の丘陵地帯は戦前からの豊かな農業地帯で、ブドウ、リンゴ、アンズなどの果樹栽培と果実酒の生産が盛ん。とくにゼムプレーン山麓(さんろく)のトカイ・ワインは世界的に有名。博物館、工業大学がある。[古藤田一雄]
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