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メガラ Megara

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メガラ
Megara

ギリシア神話の女性。テーベクレオンの娘で,ヘラクレスの最初の妻となり,子宝にも恵まれたが,ヘラの送った狂気に取りつかれたヘラクレスに,子供たちを皆殺しにされてしまった。一伝では彼女もこのとき,夫の手にかかって死んだが,生返り,12の功業を終えテーベに帰ったヘラクレスによって,甥イオラオスに妻として与えられたという。

メガラ
Megara

コリント地峡にのぞむ古代ギリシアの都市。サロニカ湾岸に良港を備え,またペロポネソスと中部ギリシアの連絡地点としても重要性をもった。初期の住民はドーリス人の侵入 (前 1100頃~1000頃) によって滅ぼされ,前8世紀頃シチリア島の東岸,南西岸およびマルマラ海域などに植民した。植民市 (→アポイキア ) カルケドンビザンチオンは最も重要であり,さらに小アジアの北西岸,クリミアにも植民した。前7世紀中頃から隣国のアテネと抗争し,サラミス島を失い,ペロポネソス戦争中アテネに占拠されたが,アクロポリスは陥落しなかった。前4世紀には繁栄を回復したが政治的には重要ではなかった。ソフィストエウクレイデスの生地で,彼の創建したメガラ派の哲学はストア哲学に影響を与えた。現在のメガラは古代都市のアクロポリスに使用された2つの丘陵の南斜面に位置している。人口2万 6562 (1991推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

メガラ(Megara)

古代ギリシャ、メガリス地方の中心的都市国家。交通の要衝コリント地峡に位置し、前8世紀にはシチリア・黒海沿岸などに植民市を作って繁栄したが、前7世紀以降、内紛によって衰退。

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大辞林 第三版の解説

メガラ【Megara】

古代ギリシャのポリス。アテネとコリントの間にあった。

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世界大百科事典内のメガラの言及

【ヘラクレス】より

…その後,アンフィトリュオンその他から武芸と音楽を習ってりっぱな若者に成長した彼は,テーバイ南方のキタイロン山にすむライオンを退治して最初の手柄をたて,以後,その皮をまとい,口を開いたライオンの頭を兜にした。次いで,テーバイが毎年貢納の義務を負わされていたオルコメノスの王を倒すと,その功によりテーバイ王クレオンKreōnから王女メガラMegaraを妻に与えられたが,数年後,ヘラによって気を狂わせられ,メガラとの間にもうけた子どもたちを殺してしまった。このため彼は生地を去り,隣国で罪を潔(きよ)めてもらったあと,デルフォイに赴きアポロンの神託をうかがった。…

※「メガラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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