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コロンビア中西部,アンティオキア県の県都。大都市域人口209万3624(2005)。1675年カウカ川の支流ポルセ河畔の標高1500mに創設された。植民地時代よりアンティオキア地方の貴金属交易の中心地として繁栄した。19世紀後半からはコーヒーの集散地となり,20世紀初頭に織物業が興り,現在では全国生産の80%以上を占めている。特に第2次大戦後,国家の工業化政策により,金属・機械工業や繊維工業の重点的育成地域に指定され,カリ,ボゴタとともに,コロンビア経済の中枢をなす。大学が多く,ラン花の栽培も非常に有名である。地理的空間の狭隘さと交通の不便さが,今後の発展のアキレス腱であろう。
執筆者:上谷 博
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南アメリカ北西部、コロンビア北西部、アンティオキア県の県都。住民はこの町をメデジンとよぶ。人口195万7928(1999)、254万9537(2019推計)。同国第二の大都市で、カウカ川中流域の商工業の中心地。1675年、標高1499メートルの高原に建設され、金鉱地域およびコーヒー生産地域の中心地として発展してきたが、20世紀初めに綿紡織工場が設立されてから、とくに第一次世界大戦後、急速に紡績、織物の都市として成長を遂げた。コロンビアの輸出綿織物の80%以上を生産する。ほかに絹・毛織物、皮革、ガラス、薬品、農業機械、ビールなどの各種の製造業が発達している。文化施設が多く、二つの大学、鉱山大学のほか、南アメリカの動物、鳥類を多種飼育する動物園やランの収集で知られる植物園、世界最大のれんが造の教会といわれるカテドラル、郊外のウシの大飼育場は一見に値する。クリスマスには60万個以上のクリスマス・ライトがともされ壮観である。
[山本正三]
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…また,マダガスカル東方のレユニオン島のブルボンも有名で,ブラジルコーヒーの中でモカ型の味をもつブルボン・サントスはこの系譜をひくものである。中南米ではブラジル・サントス,コスタリカ,グアテマラ,コロンビアなどの名が挙げられるが,とくにコロンビア・メデリンが良質である。西インド諸島もすぐれたコーヒーを産するが,とくに有名なのはジャマイカ島のブルー・マウンテンである。…
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