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ヤシャブシ

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百科事典マイペディアの解説

ヤシャブシ

ミネバリとも。カバノキ科の落葉小高木。本州〜九州の山地にはえる。葉は卵状披針形で先はとがり,側脈は10〜17対で平行,縁には低い重鋸歯(きょし)がある。雌雄同株

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世界大百科事典 第2版の解説

ヤシャブシ【Alnus firma Sieb.et Zucc.】

山の崩壊地等に生えるカバノキ科の落葉低木。砂防樹としても利用され,ハゲシバリガケバリなどの別名がある。基部からよく分枝し,灌木状または直立する低木となる。葉は狭卵形で,葉脈は多数がまっすぐに平行して走り,鋭い重鋸歯のある縁に達する。葉柄は長さ約1cmで,多少毛がある。花は3月ころ新芽の開出に先だって開く。雄花序は枝先や上部の葉腋(ようえき)につき,冬の間も裸出している。初めは長楕円形で直立しているが,伸長して下垂し,花粉を散らす。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヤシャブシ
やしゃぶし / 夜叉五倍子
[学]Alnus firma Sieb. et Zucc.

カバノキ科の落葉小高木。高さ7メートルに達する。枝は灰褐色でよく分枝し、毛がある。葉は互生し、狭卵形で長さ4~10センチメートル、先はとがり、側脈は13~17対、縁(へり)に重鋸歯(じゅうきょし)がある。雌雄同株。3月ころ開花する。果穂は短枝の先に1~2個つき、表面の粗い松かさ状で長さ2センチメートル。堅果は楕円(だえん)形、両側に狭い翼がある。福島県以西の本州の太平洋側、四国、九州に分布する。果穂の表面が粗いので「夜叉(やしゃ)」、果穂がヌルデの虫こぶ(五倍子(ふし))と同様にタンニンを含むことから夜叉五倍子の名がついた。果穂から染料をとる。根に根粒がついて荒れ地でもよく生育するため、砂防用に植栽される。[菊沢喜八郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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