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ヤマ ヤマYama

6件 の用語解説(ヤマの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヤマ
ヤマ
Yama

インドの古来の神。『リグ・ベーダ』にすでに現れ,「王」と呼ばれる場合が多く,死者を支配すると考えられたらしい。その世界は天界の最も高い場所にあり,快楽に満ちるとされた。父は,普通ビバスバット Vivasvatとされ,ヤマとその姉妹であるヤミー Yamīとは双生児であるといわれ,ヤマとヤミーの有名な対話が『リグ・ベーダ』に伝えられている。

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ヤマ
ヤマ
yama

インド哲学用語。制戒と訳される。ヨーガ修業法の8段階のうち,最初に実践される方法で,不殺生,不妄語,不偸盗,不邪淫,無執着の5戒を保つこと。

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百科事典マイペディアの解説

ヤマ

インド=イランの神格。《リグ・ベーダ》ではビバスバットの子とされ,ゾロアスター教のイマYimaに相当する。冥界の王ないし死者の裁判官とされ,仏教に入って閻魔(えんま)として知られる。

ヤマ

ラマ

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世界大百科事典 第2版の解説

ヤマ【Yama】

インドの神格。その起源は古く,インド・イラン未分離の時代にまでさかのぼる。《リグ・ベーダ》においてヤマはビバスバットの子と呼ばれ,ゾロアスター教の聖典アベスターにおけるビーバフバントの子イマに相当する。《リグ・ベーダ》におけるヤマは死の道を最初に発見した者で,祖霊の世界の王であり,その世界は楽園であるとされる。またその楽園に通じる死者の道には2匹の犬がいて番をするといわれる。《リグ・ベーダ》においては,死者の罪の判定がヤマの職能の一つとされたとはいいがたいが,時を経るにつれその傾向を示すようになる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヤマ
やま
Yama

古代インドの神。死者の王、閻魔(えんま)と漢訳された。インド最古の聖典『リグ・ベーダ』において、最初の人間で、ビバスバットVivasvat(太陽神)の息子とされ、ゾロアスター教の聖典『アベスタ』のイマYimaに対応する。イマも最初の人間で、ウィーワフワントVvahvantの息子とされる。『リグ・ベーダ』において、最初に死んで死者の道を発見した点が強調され、ヤマは死者の王として最高天にある理想的な楽園を支配するとみなされた。死者の霊はヤマの使者である二匹の犬に導かれてこの楽園に赴き、祖先の霊たちとともに楽しく暮らすという。後代のヒンドゥー教では、ヤマは世界守護神の一つとして南方を守るとされ、死の神、死者の審判者とみなされるようになった。[上村勝彦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のヤマの言及

【閻魔】より

…奈良時代には閻羅王と書かれ,まれに閻魔国とも書かれている(《日本霊異記》)。閻羅は閻魔羅闍(えんまらじや)Yama‐râjaの略で,閻魔王の意味である。これは《仏説閻羅王五天使経》または《閻羅王授記四衆逆修生七往生浄土経》に拠ったものであろう。…

【死神】より

…死者の国(冥界)など死者が赴く他界の王や主とされることが多いが,より一般的には,人間や動物に死をもたらす悪霊・病魔が死神としてイメージされることが少なくない。 インドの死神ヤマYamaは冥界をつかさどり,侍者を遣わして臨終の間際にある者の霊魂をとらえ,宮殿に連れて来させる。そこではチトラグプタChitraguptaが死者の生前の行為の記録を読み上げ,ヤマはこれに基づいて審判する。…

【イヌ(犬)】より

…死の女神ヘルに飼われているガルムGarmrで,世界の終りのラグナロクのときがくると,鎖を断ち切って神々と魔物の軍勢との決戦に参加し,神々の中でもとくに勇敢なテュールと戦って相打ちになるという。インド神話の死者の国の王ヤマ(閻魔王)も,目がそれぞれ四つずつある2頭の犬を所有している。この犬たちは,ヤマの館へいく死者たちが通る道の番をしており,死者たちはその場所を全速力で通り抜けねばならぬとも,ヤマの使者として人間界にやってきては,死期のきた人を主人のもとへ連れていくともいわれている。…

【死神】より

…死者の国(冥界)など死者が赴く他界の王や主とされることが多いが,より一般的には,人間や動物に死をもたらす悪霊・病魔が死神としてイメージされることが少なくない。 インドの死神ヤマYamaは冥界をつかさどり,侍者を遣わして臨終の間際にある者の霊魂をとらえ,宮殿に連れて来させる。そこではチトラグプタChitraguptaが死者の生前の行為の記録を読み上げ,ヤマはこれに基づいて審判する。…

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