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ヤンバルテナガコガネ ヤンバルテナガコガネ Cheirotonus jambar

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヤンバルテナガコガネ
ヤンバルテナガコガネ
Cheirotonus jambar

甲虫目コガネムシ科。沖縄本島のみにみられる大型のコガネムシで,雄は前肢が異常に長い。体長は雄 51~62mm,雌 48~60mm。体は分厚く,重量感を与える。頭胸部は暗青銅緑色で鈍い輝きをもち,光沢のある上翅は緑色ないし青銅色を含んだ黒色で,肩部とその付近に明るい褐色斑が散在する。

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百科事典マイペディアの解説

ヤンバルテナガコガネ

鞘翅(しょうし)目コガネムシ科の1種。1984年に新種として記載された日本最大の甲虫。体長約50〜60mm。雄の前肢が長く湾曲する。沖縄島北部の山原(やんばる)にのみ生息し,個体数が非常に少ない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヤンバルテナガコガネ
やんばるてながこがね / 山原手長金亀子
[学]Cheirotonus jambar

昆虫綱甲虫目コガネムシ科に属する昆虫。沖縄本島特産で北部山地帯に産し、国の天然記念物に指定されている。体長5、6センチメートル前後の大形の甲虫。頭・前胸背面は銅緑色に光り、上ばねは黒色ですこし金属光沢を帯び、黄褐色の小紋を散らすが、雄では各はねの周辺に限られる。前胸は両側が著しく丸みがあり、縁はぎざぎざしており、背部は大点刻を備え、中央に縦のくぼみがある。雄の前脚は長く伸びて、腿節(たいせつ)下方に歯状突起があり、脛節(けいせつ)は弧状で先端に長い棘(とげ)をもつ。成虫は夏から秋にかけて現れ、幼虫は照葉樹原生林内の大木の樹洞内にたまった腐植土を食べて成長する。成虫になるまで2、3年を要するといわれ、秋に洞内で蛹(さなぎ)となり、晩秋に羽化して翌夏まで洞内にとどまるが、一生洞外に出ないものもあるという。特殊な生態のため近年になって初めて発見された。同属種は中国、台湾、東洋熱帯域に産する。[中根猛彦]

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世界大百科事典内のヤンバルテナガコガネの言及

【コガネムシ(黄金虫∥金亀子)】より

…おもに駆瘀(くお)血剤(悪い血を出す薬)として用いられる。日本ではカブトムシよりも大きいヤンバルテナガコガネが近年になって沖縄本島で発見された。日本を原産地とするマメコガネは害虫として世界的に知られる。…

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