日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヤン・マイエン島」の意味・わかりやすい解説 ヤン・マイエン島やんまいえんとうJan Mayen アイスランドの北北東約500キロメートル、ノルウェー海のほぼ中央にあるノルウェー領の活火山島。面積約373平方キロメートル。最高峰のベーレンベルク火山(標高2277メートル)は、粗面玄武岩の成層火山で氷河を頂く。山腹噴火が多く、1970年と1984年の割れ目噴火では溶岩流が海に達した。1607年にイギリスの航海者H・ハドソンが発見したが、1614年に捕鯨基地を設けたオランダの船長ヤン・マイエンにちなんで名づけられた。1929年にノルウェー領になった。気象台とレーダー基地がある。[諏訪 彰] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例